野菜の自給自足は、ご自分にあった“管理機”選びで始めましょう。

公開日: : 最終更新日:2019/09/10 管理機・耕耘機

さあ、春です!春が来たぁ~!こちら信州でも、寒~い、辛~い、長~い冬がやっと終わりました。

それにしても、この冬の野菜はなんだったんですかね。バカ高いたらありゃしない。鍋の季節だというのに、白菜なんて高値(“高嶺”の変換違いじゃないですからね)の花。

1/4とか1/2カットでしか店頭には出ていない。半分で400円なんてこともあったりもして。値段を書くのが怖かったんでしょうかね、まるごと1個なんかじゃ売ってなかったですからね。

こんな時、皆さん思うのが、『自分で野菜をつくれればな~ぁ』じゃないでしょうか?

かく言うわたしは、自給自足のヒトでして、昨年の11月に採れた白菜のおかげで冬の間は鍋三昧。おすそ分けもしたりしたけれど、いまだに2~3個残っています(白菜は初冬に収穫したら2~3日干して、新聞紙に包んでおけば、春までもちます)。

というわけで、今回は、家庭菜園や小規模な畑での野菜づくりに欠かせない管理機のおハナシです。

 

「管理機?」、一般の方にはあまり聞きなれないコトバかもしれませんが、管理機とは耕した土を管理・維持する農機具。土を耕すための機械である耕うん機とは、厳密に言うとジャンルが違います。

管理機は、もちろん“耕す”こともできますが、基本的にはアタッチメント(作業機)を付け替えて“うね立て”や“除草”など畑のメンテナンスに使うものです。

ただ、昔の耕うん機は“耕す”ことだけに特化していましたが、最近のものはほとんどアタッチメントが搭載可能で、管理機と同じ機能を持っており、区別がつかなくなってはいます。

なので、管理機は“小さい耕うん機”というカンジに位置付けられていて、メーカーによっては“小型耕うん機”とか“ミニ耕うん機”と呼んでいるケースもあります。

でも、管理機は“小さく”ても、“ミニ”でも、菜園では“大きな”、“ビッグ”な仕事をしてくれる働き者の農機具です。ここからは、そんな管理機の賢い選び方をご紹介したいと思います。

 

~ロータリーの取り付け位置で選ぶ~

管理機には、土を耕す回転する爪のついたロータリーの位置で3つのタイプに分かれます。

【車軸ロータリー・タイプ】 車軸にロータリーが直結されています。小回りが効くので、取り回しがカンタン。後方の「抵抗棒」の押し付けの強さで、耕す深さを調整します。操作法もシンプルなので初心者向け。家庭菜園の入門機としては最適です。

【フロントロータリー・タイプ】 前にロータリーが付いています。ロータリーが足元から離れているので巻き込みの恐れが少なく女性でも安心。ロータリーが軽く持ち上がるので方向転換や旋回が楽にでき、幅の狭い畑などにはうってつけです。

 

【リアロータリー・タイプ】 後方にカバーされたロータリーがあります。エンジン部の重みでロータリーを土に押し付けるので、深く安定的に耕せるタイプ。直進性にも優れているので、比較的大きな家庭菜園や小規模な農園、土の硬い畑に適しています。

 

 

~畑の大きさに合わせて馬力を選ぶ~

管理機の動力は、電動モーターもありますが、ガソリン・エンジンが主流です。最近、カセットボンベを取り付けてガスを燃料にするエンジンもよく見かけるようになりました。サイズや馬力の大小もいろいろあるので、畑の広さを考えて適性な機械を選びましょう。

【30坪:99㎡以内】 6m×6mぐらいの平均的な家庭菜園のサイズなら、2馬力前後の出力で十分です。余裕がほしいと思っても3馬力ぐらいにおさえましょう。これ以上は必要ありません。

【30坪~100坪:330㎡】 10m×10mほどのちょっと広めの畑の場合は、3馬力程度のものを選びましょう。将来、もっと広く使う予定のある方は、4~5馬力までを考えてもいいと思います。

【100坪以上】 18m×18m程度のかなり大きな畑には、4~6馬力以上をおすすめします。このクラスになるとオプションのアタッチメントをフルに取り付けられるタイプが多いので、作業の幅も拡がります。

 

~作業の内容によってアタッチメントを選ぶ~

【うね立て】 “うね立て”とは、耕うんした土を盛り上げる作業。うねが立てば、地表より高いうねに作物が植えられるので、日当たりが良く、排水性も通気性も高まります。うねは作物によって、“丸うね”、“台形うね”、“平うね”とカタチが違うので、目的に合ったアタッチメント(うね立て器・培土器)を選びましょう。

【中耕・培土】 “中耕”とは、時間が経って固くなった作物の株元をほぐして、土の中に空気を混ぜ込む作業。“中耕”で細かく砕かれた土を根元に寄せるのが“培土”です。“中耕・培土”によって、土の通気性や排水性が復活し、作物の根が張りやすくなります。タイミングによっては、同時に肥料をすき込む“追肥”も行うのもいいでしょう。“うね立て”で使うアタッチメントは“中耕・培土”でも併用が可能です。

【除草】 標準装備のロータリーを“スパイラルローター”に付け替えると、雑草を除去することができます。“スパイラルローター”の爪が、表土を薄く削り取り、丈の低い雑草を一気に除草。畑はもちろん、周りの除草作業にも使えます。

【マルチ張り】 マルチは土の乾燥を防止しする農業用ポリエチレンフィルム。一般的に使われている黒色のものは、遮光ができるので雑草の発生も抑えるほか、保温効果があるので作物の成長を促す効果もあります。小さい家庭菜園などでは手作業で張れますが、管理機に“マルチ作業機”を取り付ければ、広範囲の作業が可能です。搭載できない機種もあるので、事前にチャックしてください。

 

さて、管理機はいくつかの種類があり、いろいろな働きをしてくれることをおわかりいただけたでしょうか。

管理機はいろいろなメーカーから出ていて、それぞれに特長があります。ただ、どの管理機にも共通の“隠れ特長”があることをご存知の方は少ないと思います。

その“隠れ特長”とは、“丈夫で長持ち”ということです。管理機は、他の農機具に比べて、構造がきわめてシンプル。しかも、開発されてからの歴史が長いので、いまのカタチはほぼ完成形といえます。

なので、故障も少なく、ちゃんとした使い方をすれば10年経ってもまだまだ現役。バリバリ働いてくれます。となれば、「管理機は中古で十分」ってことになりませんか。

そこでおすすめしたいのが“ノウキナビ”です。ここには、整備が整った高品質の中古農機がいっぱい。お望みの“管理機”に巡り合えると思います。

 

 
 

投稿者:uchizono

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