乗用草刈機は中古で買って大丈夫?選び方と、新品という選択肢

草刈りは、農業につきものの重労働です。畦、果樹園、休耕地と、刈る場所が多いほど、作業時間も体への負担も大きくなります。
「そろそろ乗用草刈機がほしい。でも新品は高いから、まずは中古で探してみようかな」と考える方は多いと思います。
中古の乗用草刈機には、たしかに魅力があります。ただし、見るポイントを知らずに選ぶと、買ったあとに修理代がかさむことも。この記事では、中古で選ぶときのメリットと注意点、失敗しないチェックポイントをお伝えします。後半では、新品という選択肢として、オーレックの「RM832A」も紹介します。
乗用草刈機の中古が気になる理由

乗用草刈機は、一般的に歩行型の草刈機や刈払機にくらべて体への負担が小さく、広い面積を短時間で刈れるのが強みです。その分、本体価格は決して安くありません。
そこで中古が選択肢に上がります。「初期費用を抑えたい」「まずは試しに使ってみたい」「繁忙期だけ使えれば十分」という方も少なくありません。
乗用草刈機、中古のメリットとデメリット
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| 費用 | 新品より初期費用を抑えやすい | 修理・部品交換で結局高くつくことがある |
| 状態 | すぐに手に入る場合がある | 個体差が大きく、前の使われ方が分かりにくい |
| 保証 | 販売店によっては整備済みのものもある | 保証がない、または短い場合がある |
| 部品 | 部品の供給状況は、型式や販売店で確認が必要 | 古い型式は部品の供給状況に注意が必要 |
中古選びで見るべきチェックポイント

① アワーメーター(使用時間)
車でいう走行距離にあたります。使用時間が長いほど、エンジンや駆動部の消耗が進んでいる可能性があります。
ただし、機種によってはアワーメーターが付いていないこともあります。その場合は、年式、整備記録、エンジンのかかりやすさ、刈刃や走行部の摩耗具合から総合的に判断しましょう。メーターの数字だけを信じすぎないことも大切です。
② 刈刃(ナイフ)と刈刃まわり
刃の摩耗、曲がり、欠けを見ます。刃の取付部のガタつきや、刈刃カバー内部のサビや腐食も要チェックです。刃は消耗品なので、交換費用も計算に入れておくと安心です。
③ エンジンの始動と音
可能であれば、実際にエンジンをかけてもらいましょう。かかりの悪さ、異音、白煙などは要注意のサインです。
④ 走行部(変速・ブレーキ・タイヤ)
前進・後進がスムーズか、ブレーキがきちんと効くか、タイヤの摩耗やひび割れはないかを確認します。油圧で変速するタイプなら、オイルのにじみや漏れも見ておきたいところです。
⑤ 安全装置の作動
乗用タイプでは、人が降りたときにエンジンが止まる安全スイッチが付いている機種があります。中古でも、これらが正常に働くかは必ず確認してください。
中古で失敗しやすい3つのパターン

- 写真だけで決めてしまう:
画像では分からない摩耗や不具合があります。現物確認か、整備内容の説明を受けましょう。 - 部品が手に入らず直せない:
古い型式だと、修理したくても部品が見つからないことがあります。購入前に部品供給の状況を確認してください。 - アフターサポートを確認していない:
修理や点検を頼める販売店があるかどうかで、安心感が大きく変わります。
もうひとつの選択肢:新品の「オーレック RM832A」
ここまで中古の話をしてきましたが、「状態が分からないのが不安」「長く安心して使いたい」という方には、新品も現実的な選択肢です。ここでは、オーレックの乗用草刈機「ラビットモアー RM832A」を紹介します。
RM832Aの主な特徴
- 無段変速(HST):
油圧駆動のため、前進・後進の切替にクラッチ操作が要らず、レバーの倒し加減で車速を微調整できます。草の量や圃場の状態に合わせて、スピードを細かく変えられます。 - フリーナイフ:
石などに当たったときに、本機への衝撃をやわらげる設計です。 - 体格に合わせて調整:
シート位置とハンドルの高さを変えられます。 - セーフティスイッチ:
刈高・シート下・ブレーキ部の3か所に設置され、条件によっては人がシートから降りるとエンジンが停止します。 - アタッチメント:
牽引式スイーパーなどを組み合わせて、集草にも対応できます。
主な仕様(メーカー公式)
| 総重量 | 240kg |
|---|---|
| 最大出力 | 16.0ps |
| 刈幅 | 820mm |
| 刈高 | 10〜70mm |
| 能率 | 0〜8.3反/時間 |
| 走行 | HST(無段変速) |
| 価格(税込) | 985,600円 |
※価格は改定されることがあります。購入前に、最新の価格をご確認ください。

中古と新品、どちらを選ぶ?判断の目安

| 状況 | 向いている選択 |
|---|---|
| まず初期費用を抑えたい、使用頻度が低い | 中古(状態確認を徹底) |
| 状態の見極めに自信がない | 新品も有力 |
| 毎年の草刈りで長く使いたい | 新品も有力 |
| 修理や部品供給で困りたくない | 新品、または整備・保証つきの中古 |
大切なのは、「購入価格」だけでなく「使い続けるトータルの費用と手間」で比べることです。中古は安く見えても、修理や部品代がかさめば差が縮まることもあります。
まとめ
- 中古は初期費用を抑えられる一方、個体差と修理リスクがあります。
- チェックポイントは、使用時間、刈刃、エンジン、走行部、安全装置の5つです。
- 状態に不安がある方や長く使いたい方は、新品のオーレック RM832Aも検討の価値があります。
乗用草刈機は、毎年の作業を支える大切な相棒です。自分の圃場と使い方に合う一台を、じっくり選んでください。











