ブラジル人の主食は米と豆｜日本と似た食の歴史

こんにちは、ノウキナビシステムエンジニアのサントスです。
日系ブラジル人として、ブラジル人たちの典型的な料理や日替わり料理を紹介したいと思います。

その料理はご飯と豆です！
ポルトガル語で言うと「フェイジャオン・コン・アホイス」（feijão com arroz）または「アホイス・エ・フェイジャオン」（arroz e feijão）です。多くの人が毎日のように白米にかけて食べる家庭料理です。また、ブラジルではレストランでも主要な副菜として大抵メニューに載っています。

「フェイジャオン」もしくは「フェイジョン、フェジョン（ポルトガル語では、feijão）」とは、「豆類」の総称。通常はインゲンマメを指します。もしくは、インゲンマメを煮た料理のことです。

米と豆の歴史

豆と米は、ポピュラーなブラジル料理です。 レシピの明確な起源はありませんが、最も受け入れられている仮説は、ポルトガル人がブラジルに持ち込んだ米（東洋起源）が最初の始まりだとされています。 一部の歴史学者は、アメリカ大陸で米を栽培した最初の国としてブラジルを挙げています。 米は、トゥピ人がポルトガル人に会う前でさえ、海岸近くの沼地で既に収穫していた「水のとうもろこし」（abati-uaupé）でした。

フェイジャオン・コン・アホイスは、アフリカまたはポルトガルの起源を持つフェイジョアーダと米の結合であったと述べています。 何世紀にも渡って、この料理は全国的に人気を広め、ブラジル人の食事に不可欠な存在です。

なぜ米と豆が重要な組み合わせなのか？

米と豆は、私たちの健康に必要な「必須アミノ酸」を豊富に含んでいます。 必須アミノ酸は、タンパク質を形成する分子であり、体内で生成されないため、食品で体外から取得する必要があります。

米はアミノ酸のメチオニンとシステインが豊富ですが、他の穀物と同様にアミノ酸のリジンが少ないです。 反対に、豆はすべての必須アミノ酸を持っており、リジンも豊富ですが、メチオニンとシステイン（硫黄アミノ酸）は少ないです。 したがって、米と豆は一緒になって私たちの体がすべての必須アミノ酸を確実に摂取できるため、補完的であることは明らかです。

米と豆に合うおかず

ブラジルで人気な、米と豆を合わせたおかずです。組み合わせを自由自在です。

• パン粉をまぶしたチキン、フライドポテト、グリーンサラダと一緒にご飯と豆
• 牛ひき肉、かぼちゃのピューレ、サラダ
• ステーキ、フライドポテト
• マッシュポテトとミートボール
• 黒豆、ローストミートとポテト
• 豚肉とサラダ
• 目玉焼き、フライドポテトとサラダ
• オムレツとサラダ

多様な料理を食べていけるのは、全国の農家さんが丹精を込めてお米や豆を作ってくれたおかげです。ありがとうございます。

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