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オーレック草刈機『スパイダーモア』3機種(SP301A・SP431F・SP853A)を徹底比較

スパイダーモアは、法面(のりめん)や畦(あぜ)など斜面の草刈りに特化したオーレック製の自走式草刈機です。4輪駆動の特殊スパイクタイヤで斜面にしっかり踏ん張り、安全かつ効率的に草刈りができます。

エンジン駆動で自走するため、乗用草刈機のように人が乗る必要はなく、ハンドル操作で機体を斜面に沿って動かします。傾斜地でも高い安定性と走破性を発揮し、手持ちの刈払機では危険な急斜面の作業も安心です。

スパイダーモアは斜面草刈機の代名詞とも言える存在で、プロの農家から家庭菜園まで幅広く利用されています。草刈り作業の負担を大きく減らせる反面、それぞれの機種によって性能や適した用途が異なるため、自分のニーズに合ったモデルを選ぶことが重要です。

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目次

オーレック製スパイダーモア3機種のスペック比較

現在オーレックが販売するスパイダーモアは主にSP301A・SP431F・SP853の3モデルです。それぞれエンジンの大きさや機体のサイズ・重量が異なり、対応できる草刈り面積や作業効率にも差があります。まずは主な仕様を比較表にまとめましたので、違いを把握してみましょう

仕様項目SP301ASP431FSP853A
画像
エンジン排気量 (出力)32.6cc (1.29馬力)47.1cc (2.3馬力)79.4cc (3.4馬力)
機体重量約30kg約42kg約54kg
刈幅 (一度に刈れる幅)300mm430mm500mm
刈高(刈り高さ調節)15~35mm(3段階)30~67mm(3段階)35~70mm(4段階)*
刈刃方式フリーナイフ4枚刃フリーナイフ8枚刃フリーナイフ8枚刃
走行変速前進2段・後進2段前進2段・後進2段前進4段・後進4段
最大作業能率(直線刈り時の目安)約0.6反/時間(約600㎡)約0.9反/時間(約900㎡)約1.3反/時間(約1289㎡)
特徴キーワード軽量・入門向け中型・万能型大型・ハイパワー

*SP853はワイヤー調整により最大刈高100mmまで対応可能(高刈り仕様)

上記の比較から、エンジンや刈幅が大きくなるにつれて1時間あたりに刈れる面積(作業能率)も大きく向上していることが分かります。

例えば最小モデルのSP301Aは**約0.6反/時間(約600㎡)が目安ですが、最上位のSP853では約1.3反/時間(約1300㎡)と約2倍以上の効率です。

一方で、重量や本体サイズも大型化しますので、取り回しやすさとのバランスも考慮が必要です。それでは次に、各モデルごとの特徴やおすすめポイントを詳しく見ていきましょう。

SP301A:軽量コンパクトで扱いやすい入門モデル

SP301Aはスパイダーモアシリーズの中で最も軽量コンパクトなモデルです。重量は約30kgほどで、女性や高齢の方でも無理なく操作できる扱いやすさが魅力です。

エンジン排気量は32.6ccと小型ながら、自走式4WDとフリーナイフ刃の搭載により斜面の草をしっかり刈り取ります。一度に刈れる幅(刈幅)は300mmとコンパクトで、小回りが利くため狭い斜面や細かな部分の仕上げに最適です。刈高は15・25・35mmの3段階に調節可能で、畦の草を低く刈り揃えて綺麗に仕上げたい場合にも便利です。

SP301Aは初めて斜面草刈機を使う方の入門機としておすすめできます。その軽さとコンパクトさから、取り回しが楽で斜面での方向転換も容易です。蓄力式リコイルスターターを採用しており、エンジン始動時にロープを数回引いてバネに力を蓄えることで、軽い力でもエンジンがかけられます。リコイルを強く引っ張る力に自信がない方でも安心して始動できる設計です。

最大作業能率は約0.6反/時間(約600㎡程度)と、小規模~中規模の草刈り作業に対応できる性能を持っています。家庭菜園周りの畦草刈りや、小さめの田んぼ・牧草地の法面管理などにちょうど良いモデルでしょう

SP431F:パワーと機動性のバランスが良い中型モデル

SP431Fは中間クラスに位置するモデルで、小型機では物足りない方やより広い範囲を効率よく刈りたい方に向いた機種です。

エンジンは47.1ccとSP301Aより大排気量になり、馬力も2.3psにアップ。機体重量は約42kgで、刈幅は430mmへ拡大され、一度に刈れる面積が増えたことで作業効率が向上しています。最大能率は約0.9反/時間(約900㎡)と、SP301Aに比べて約1.5倍のスピードで草刈りが可能です。

刈高調節も30・47・67mmの3段階に対応し、平地から法面まで幅広い環境で使いやすくなっています。エンジン出力が上がったことで、背の高い雑草や密度の濃い草地でも余裕を持って刈り進めることができます。

またタイヤの内幅が約300mmとコンパクトに設計されており、畦の上など幅の狭い土手でもしっかり機体を乗せて走行可能です。4輪駆動のスパイクタイヤと低重心設計により、斜面での安定性も高く保たれています。

ハンドルは1,300~1,900mmの範囲で5段階に伸縮調整でき、背の高い方でも操作しやすく、自分の立ち位置に合わせて機体をコントロールしやすい点もメリットです。

SP853:大排気量で広範囲に対応する最上位モデル

SP853は、スパイダーモアシリーズの中で最もパワフルなハイエンドモデルです。79.4ccという大排気量エンジンを搭載し、出力も3.4psに達します。

その圧倒的なエンジンパワーにより、他の2機種では刈るのに苦労するような太く背丈の高い雑草も一気に刈り倒すことが可能です。刈幅も500mmとシリーズ最大で、広い面積を効率良くカバーできます。

最大作業能率は約1.3反/時間(約1300㎡)にもなり、大面積の草刈り作業でも作業時間を大幅に短縮できる性能です。

副変速機能を備え、前進4段・後進4段の変速レンジがあるため、作業速度を細かくコントロールできます。平地で一気に高速刈りしたり、荒れた斜面では低速でじっくり刈るといった柔軟な運転が可能です。

ハンドルも1,400~2,000mmまで伸縮(5段階)でき、操作系レバー類は手元ハンドル部分に集約されているため、斜面に降りなくても刈高調節やナイフの入切操作が完結します。刈高は35~70mmの4段階(出荷時)ですが、ワイヤー調節により最大100mmの高刈りにも対応できる設計です。

選び方のポイント:誰にどのモデルがおすすめか?

機種おすすめの使用者
SP301A小規模の畑や家庭菜園、軽さと取り回しを重視する方に
SP431F中規模の農地や農道・法面、バランス型を求める方に
SP853広範囲の草刈り作業、業務や法人用途、短時間で効率的に作業したい方に

ノウキナビでネット注文・自宅配送するメリット

ノウキナビでは、上記3機種をすべてオンラインで注文可能です。自宅まで配送してもらえるため、店舗まで取りに行く必要がありません。

また送料は別途負担になるところも多いですが、ノウキナビでは自宅配送して追加料金もありません。基本的には、整備・点検済みの状態で届くため、すぐに使用開始できます。農繁期の前に準備したい方や遠方の方にもおすすめです。

比較項目ノウキナビ他社
注文方法オンラインで注文可能。スパイダーモアすべての機種に対応店舗のみ、または一部オンラインの対応も
配送対応自宅まで配送。店舗への引き取り不要(店頭購入の場合OK)営業所まで引き取り取りが基本。自宅配送に対応していないケースもある。
配送費・整備対応配送追加料金なし。整備・点検済みの状態で届き、すぐ使用可能。農繁期前の準備に最適送料が別途かかることが多く、未整備で届く場合も

自社ブランドのノウキナビプラスというブランドを展開しております。スパイダーモア各種に取り付け可能な交換用の高耐久刃も販売中ですのでぜひご確認ください。(詳細はこちら

自宅配送している草刈機はこちら


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