農閑期の今こそ！畦畔・法面の草刈り負担を削減するオフセットモア導入ガイド
毎年6月になると、あの光景が始まりますよね。
朝から刈払機を肩に掛けて法面を往復。汗だくになって刈っても、翌週にはまた伸びている。人手が足りなくて雑草管理が後回しになって、気づけば夏本番…。
実は、オフセットモアを導入した農家さんの7割が「もっと早く買えばよかった」と答えています
（ノウキナビ調査・2024年）。
考えてみてください。丸一日かかっていた作業が、わずか2〜3時間で終わるんです。
冬の農閑期は、そんな未来へ踏み出す絶好のタイミング。トラクターの運転席に座ったまま、広範囲を安全に刈れる生活を始めませんか？
目次
なぜ、オフセットモアがこれほど選ばれているのか
数字が物語る変化
導入農家のデータを見ると、その効果は明らかです。
- 作業時間が80%削減：丸1日 → 2〜3時間に
- 手刈り面積が平均60%減少
- 納品待ちは2〜3ヶ月（人気モデルは入荷するとすぐ売れます）
でも、数字だけじゃ実感が湧きませんよね。
現場の声が教えてくれること
「平面から法面まで刈れて、キャビンで快適に作業できる。もう手刈りには戻れない」
「粉砕性能が思ったより良くて、10年以上使えてる。買って正解だった」
もちろん、いいことばかりではありません。「蔓の多い場所は絡まりやすい」という声も。ただ、慣れれば問題ないというのが大半の意見です。
正直な話、完璧な機械なんてありません。
それでも、導入した人たちが口を揃えて「楽になった」と言う理由。それは、メリットがデメリットを大きく上回るからです。
あなたに合うのはどっち？人気2シリーズを比較
中規模トラクター（25〜60馬力）を使っているなら、この2つが候補になります。どちらも みどり投資促進税制の対象 なので、税負担を抑えられる可能性があります。
比較表：機能と特徴
| ササキ KZXシリーズ | 小橋 OMFシリーズ | どう選ぶ？ | |
|---|---|---|---|
| 駆動方式 | 電動（外部油圧不要） | チェーン駆動 | お使いのトラクター仕様次第 |
| 操作性 | 無線リモコン・ワンタッチ装着 | ジョイスティック | 頻繁に着脱するなら電動が便利 |
| オフセット量 | 最大約220cm | 最大224cm（無段階） | ほぼ互角です |
| 強み | メンテが簡単・中規模向け | 耐久性が高い・粉砕がきれい | 長く使うなら小橋も◎ |
| 納期目安 | 2〜3ヶ月 | 要問合せ | 春に間に合わせるなら早めに |
ノウキナビで取り扱い中：ササキ KZXシリーズ（在庫変動が大きいので要確認）
小橋シリーズもお問い合わせで対応できます。
簡単に言うと
ササキは「使いやすさ重視」、小橋は「頑丈さ重視」。
どちらも性能は十分ですが、毎日のように着脱するならササキ、とにかく長持ちさせたいなら小橋、という選び方もあります。迷ったら、ノウキナビに相談してみてください。適合確認も含めて、最短即日で回答します。
買う前に知っておきたいこと
Q1: 本当に元が取れる？
手刈りを外注すると年間20〜30万円かかります。自分でやる場合も、時間という見えないコストがありますよね。オフセットモアなら、多くの場合3〜5年で回収できます。
それに、夏場の重労働から解放される価値って、お金では測れない部分もあるんです。
Q2: 自分のトラクターで使える？どんな条件が必要ですか？
オフセットモアの取り付けには、トラクターの馬力（一般的に20馬力以上推奨）、PTO出力、そして3点リンクのカテゴリが適合している必要があります。
特に、作業範囲に応じたアーム長やカッター幅も選定のポイントです。必ず所有トラクターの正確な仕様を確認し、販売店やメーカー、ノウキナビへ事前に相談することで、最適な機種を選べます。
Q3: メンテナンスは難しい？
オフセットモアの日常的なメンテナンスは、比較的シンプルで特別な専門知識は不要です。
主要な作業は、使用後の清掃、駆動部のグリスアップ、そして刃の摩耗確認と交換です。取扱説明書に従って定期的に実施することで、機械の寿命を延ばし、安全な作業を維持できます。疑問があれば販売店に相談しましょう。
Q4: 春の草刈りに間に合う？
ここが重要です。
人気モデルは2〜3ヶ月待ちが当たり前。4月の草刈りシーズンに間に合わせたいなら、1月末までの注文を強くおすすめします。
「また来年でいいか」と先延ばしにして、結局毎年同じことを繰り返す。そんなパターンから抜け出すなら、今です。
税金が安くなる？みどり投資促進税制について
「税制優遇って、よく分からない…」という声をよく聞きます。簡単に説明しますね。
仕組みはシンプル
これは補助金ではありません。現金がもらえるわけでもありません。
購入した年に、通常より多くの金額を経費として計上できる制度です。結果として、その年の税金が軽くなる可能性があります。
具体例：ササキe-styleオフセットモア KZX126DGを買った場合（個人事業主の例）
下記は個人事業主の一例です。法人は別途確認が必要となります。
- 機械代金
・まず、機械代金として1,021,400円を支払います。これは変わりません。 - 税金の計算が楽になります
通常の場合：
・7年に分けて、毎年約14.6万円ずつ経費にします
この制度を使うと：
・1年目に、約42.6万円を経費にできます
・2年目以降は、毎年約9.9万円ずつ - 何がうれしいのか
・経費が増える → その年の税金が軽くなる
・（税率30%の場合、約12.8万円の税負担軽減） - よくある誤解を解消
❌ 「後で国にお金を返すんじゃないの？」→ 返済は一切ありません
❌ 「現金がもらえるの？」→ もらえません。払う税金が減るだけです
⭕ 正しい理解→ 経費にできる「タイミング」が早くなるだけ。総額は同じです
注意：お金が戻ってくるのではなく、払う税金が少なくなるという仕組みです
つまり：手元に残るお金が増えます
- 総額は同じでも、「今年の税金が減る＝今すぐ使える資金が増える」
- その資金を運転資金や次の設備投資に回せる
ただし、こんな場合は効果が薄いかも
- 初年度の所得が少ない（経費を増やしても税金が減らない）
- 赤字になる見込みがある
主な条件
- 農業用として使うこと
- 取得価額が100万円以上
- 事前に計画認定を受けること
- すぐに転売しないこと
大事な注意点
税金の計算は、農家さんごとに状況が違います。
「絶対に〇〇円安くなります」とは言えません。この説明はあくまで概要であって、適用できるかどうかを保証するものではないんです。
実際に使えるかどうかは、必ず税理士や税務署、都道府県庁に確認してください。
ノウキナビでも相談のサポートはしていますが、最終判断は専門家にお願いします。税金の話は慎重にいきましょう。
導入までの3ステップ
難しく考える必要はありません。
ステップ1：適合確認（5分）
トラクターの型式、馬力、作業条件を教えてください。無料で診断します。
ステップ2：見積（即日〜3営業日）
あなたに最適な機種を提案します。
ステップ3：発注・納品調整（2〜3ヶ月）
春の作業に間に合うよう、スケジュールを組みます。
最後に：今年こそ、変えませんか
「来年こそは楽に…」
毎年そう思いながら見送って、結局また同じ夏を迎える。そんな農家さんを、たくさん見てきました。
その人たちが一番後悔しているのは「もっと早く決断すればよかった」ということです。
農閑期の今が、最適なタイミング。在庫の変動も大きいので、早めの確認をおすすめします。
この冬の決断が、来春以降のあなたの農作業を変えます。
