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【雪の脅威】大雪の戸隠神社で見た「プロの除雪機」の凄さと、冬の道に潜む危険【おすすめ滑り止めグッズも紹介】

目次

大雪の初詣で感じた「命がけ」の道中

先日、年末年始の休みを利用して、長野県の戸隠神社へ初詣に行ってきました。

パワースポットとして有名な場所ですが、当日はあいにくの大雪

美しい雪景色……なんて呑気なことを言っていられない状況でした。

参道は深い雪に埋もれ、多くの人が踏み固めた雪の下はうっすらと、しかしカチカチに凍結しています。



実際に、私の目の前で足を滑らせて転倒し、後頭部を強打している方を見かけました。私も慌てて持っていた傘を杖代わりにしてしまい、なんとかバランスを取りながら歩くのが精一杯。「これは日常生活とは違う、雪山の厳しさだ」と痛感しました。

そんな過酷な状況下で、一際頼もしく、かつ「圧倒的な存在感」を放っていたものがありました。 それが、参道の雪をかき分けていた大型の除雪機です。


参道を守る「和同産業(WADO)」の除雪機

私が目撃したのは、真っ赤なボディが雪景色に映える「和同産業(WADO)」などの大型除雪機でした。

これはいわゆる「投雪タイプ(ロータリー除雪機)」と呼ばれるもので、前方の強力なオーガ(らせん状の刃)で固い雪を砕き、煙突のようなシューターから遠くへ雪を飛ばす仕組みです。


※画像はイメージです

その威力と頼もしさ

戸隠のような豪雪地帯では、手作業のスコップだけでは到底追いつきません。 もしこの除雪機が稼働していなければ、私たちは参拝どころか、入口に立つことすらできなかったでしょう。

  • 圧倒的な排雪能力: 重く湿った雪も、カチカチに凍った雪の塊も粉砕して吹き飛ばすパワー。
  • 道の確保: 人が安全にすれ違える幅を確保してくれるおかげで、転倒リスクを少しでも減らせている。

まさに「雪国の守り神」のような存在に見えましたが、同時にその動きを見ていて「作業の危険性」も肌で感じました。


除雪機は凶器にもなる? 作業中・歩行中の「危険ポイント」

便利な除雪機ですが、そのパワーゆえに、一歩間違えれば大事故につながります。

今回の戸隠での光景を思い出しながら、特に注意すべき危険と対策をまとめます。

【歩行者・観光客の視点】絶対に近づかない

投雪中の除雪機は、凄まじい轟音と視界を遮る雪煙を上げています。



  • 危険: オペレーター(操縦者)からは、雪煙で死角が多く、歩行者の接近に気づかないことがあります。巻き込まれたら命はありません。
  • 対策:
    • 大きく避ける: 除雪機を見たら、作業が一旦止まるのを待つか、安全な距離を保って大きく迂回する。
    • 投雪方向に立たない: 飛んでくるのは雪だけではありません。石や氷の塊が弾丸のように飛んできて、怪我をする恐れがあります。

【作業者の視点】詰まり除去時の「指切断」

これは家庭用除雪機でも頻発する事故ですが、雪がシューター(投雪口)に詰まった時が最も危険な瞬間です。

  • 危険: 「少しだけだから」とエンジンをかけたまま手を突っ込むと、詰まりが取れた瞬間に内部の回転刃が高速で動き出し、指や腕を切断する悲惨な事故が毎年後を絶ちません。
  • 対策:
    • 絶対停止: 詰まりを取る時は、必ずエンジンを完全に停止させ、キーを抜く。
    • 雪かき棒を使う: 絶対に素手を入れない。必ず付属の「雪かき棒」を使用する。

雪かき・移動時の転倒を防ぐために

戸隠の参道で見た転倒事故は、決して他人事ではありません。 自宅の駐車場や玄関前の除雪作業中も、足元は非常に滑りやすくなっています。

  • 「傘」は杖にならない: 今回、私は傘を杖代わりにして凌ぎましたが、これは非常に危険です。普通の傘は体重を支えるようには作られていないため、滑った拍子に折れて、体に刺さるなどの二次被害に遭う可能性があります。
  • 転倒時の守り方:
    • 後ろに転ぶと後頭部を打ちやすく致命的です(実際に戸隠でも見られました)。
    • 歩幅を小さくする「ペンギン歩き」で重心を前に置き、万が一転ぶときはお尻や体の側面から着地できるよう意識しましょう。

【必須装備】転ばないための「おすすめ滑り止めグッズ」

戸隠での経験から痛感したのは、「普段の靴では太刀打ちできない」ということです。 安全に冬を過ごすために、私が強くおすすめする後付けタイプの滑り止めグッズを紹介します。

おすすめ①:着脱簡単!「簡易チェーンスパイク(軽アイゼン)」

観光やちょっとした雪かきに最もおすすめなのが、普段履いているスニーカーやブーツの上からゴムバンドで装着できる簡易スパイクです。実際に戸隠でもスパイク靴(アイゼン)で参拝されている方がいました。



  • メリット:
    • 金属製の爪やコイルが氷に食い込むため、圧倒的に滑りにくくなります。
    • 千円~数千円程度で購入でき、着脱も簡単。使わないときはコンパクトに収納できます。
  • 注意点: 雪のないアスファルトやお店のタイル床では逆に滑りやすくなったり、床を傷つけたりするので、こまめな着脱が必要です。

おすすめ②:傘の代わりに!「スノーバスケット付きトレッキングポール」

傘を杖代わりにする危険性は先述した通りです。バランスを保つためには、専用の道具を使いましょう。

  • メリット:
    • 2本使うことで3点支持、4点支持となり、安定感が格段に増します。
    • 先端に「スノーバスケット(泥除けのような円盤)」を付けることで、深い雪にもポールが刺さりすぎず、しっかりと体を支えられます。

【Q&A】雪道の疑問と、除雪機の「ここだけは気をつけて」

記事を読んでくださった方からよく聞かれる疑問や、勘違いしやすいポイントをQ&A形式でまとめました。

普段のスニーカーに「防水スプレー」をして行こうと思いますが、それだと危険ですか?

はい、非常に危険ですのでやめましょう。 防水スプレーで「濡れ」は防げますが、スニーカーの平らな靴底では「滑り」は防げません。戸隠の参道は圧雪や凍結でツルツルです。 スプレーをしたスニーカーよりも、「溝の深い靴」+「滑り止め(簡易スパイク)」の装備が必須です。

地元の人は毎日アイゼン(スパイク)をつけて生活しているんですか?

実は、日常的にはほとんどつけていません。 雪国の地元の人は、靴底にガラス繊維や特殊なゴムが使われた「冬専用のスタッドレス靴」を履いているか、靴底にあらかじめ金具が埋め込まれた靴を使っています。今回の記事で「簡易スパイク」をおすすめしたのは、「たまに雪国に行く旅行者」が、わざわざ高価な冬靴を買わずに、今ある靴で安全に歩くための最適な手段だからです。

トレッキングポールは持っていません。大きめの頑丈な傘なら、杖の代わりになりますか?

いえ、代用するのはやめましょう。強度が全く違います。 どんなに頑丈な傘でも、体重を支えるようには作られていません。雪道で滑って体重をかけた瞬間、傘の柄が折れたり曲がったりして、かえって大怪我に繋がる恐れがあります。 道具がない場合は、無理に何かを持とうとせず、「両手を空けてバランスを取る」のが一番安全です。


まとめ:機械への感謝と、正しい装備で安全確保を

今回、大雪の戸隠神社で見た光景は、雪国の自然の厳しさと、それに対抗する「除雪技術(WADOなどの除雪機)」の凄さでした。

除雪作業をしてくださる方々のおかげで、私たちの生活や観光は成り立っています。 しかし、そこには常に「転倒」や「機械への巻き込み」といった重大な危険が潜んでいます。

これから雪のシーズン本番。 除雪機には不用意に近づかないこと。そして、自分の身を守るために「チェーンスパイク」などの適切な装備を準備すること。

「正しく恐れて、しっかり備える」ことで、事故なく安全に冬を乗り切りましょう。

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