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トラクターのよくあるトラブルと修理方法とは?

トラクターは広範囲に田畑を耕せるので、農家にとってなくてはならない農機具です。

トラクターは、稲や野菜などを植える前に、田畑を耕して土を攪拌し、作物が育ちやすくするために使われます。作物を植える前に必要な作業なので、もし途中でトラクターが故障すると、全体の作業が遅れてしまうということになりかねません。
そこで今回は、トラクターのよくある故障トラブルと点検方法、壊れた部品を修理する方法についてご紹介します。
トラクターのトラブルの中でも、特にオイル漏れは、重大な故障につながりやすいので注意が必要です。トラクターの突然の故障で戸惑わないために、ぜひ本記事をご活用ください。

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目次

トラクターのよくある故障トラブルと点検・修理方法

ではまず、トラクターに多い故障と、点検・修理方法をご紹介します。

マフラーから白煙が出る

エンジンオイルの量が少ないか、汚れているのが原因の場合があります。

この場合は、エンジンオイルを補充するか、汚れていれば交換してください。このほかに、エンジンオイルフィルタが詰まっていることも考えられます。エンジンオイルフィルタは、エンジンオイルの汚れを取り除くものです。

フィルタの交換を怠ると、エンジンオイルの汚れを取り除けなくなるので、エンジンオイルの劣化が進み、エンジンの回転や出力に影響を与えます。エンジンオイルフィルタは、1回目は稼働時間50時間を目安に清掃・交換しましょう。2回目からは、機種によって交換時間が異なるので、取扱説明書で確認してください。

エンジンオイルフィルタは、目で見て交換時期を判断できないので、必ず取扱説明書に従いましょう。
エンジンオイルフィルタの交換は、エンジンが冷えているときに行います。エンジンオイルのドレンプラグを外してオイルを抜いてから、フィルタを外して掃除・交換を行い、元に戻してエンジンオイルを入れてください。

マフラーから黒煙が出る

エアクリーナエレメントが、汚れているか詰まっているのが原因です。

エアクリーナエレメントは、エンジンのシリンダー内に取り込む空気のホコリやゴミを除去するためにあります。エアクリーナエレメントが汚れたり詰まったりすると、マフラーから黒煙が出る現象が起こり、エンジンの出力が下がったり回転が安定しなくなります。故障の原因にもなります。

そのため、マフラーから黒煙が出たら、エアクリーナエレメントを掃除したり交換する必要があります。掃除は、こちらも稼働時間50時間を目安に行ってください。目詰まり警報ランプがある機種は、ランプがついたらエレメントを掃除しましょう。

オーバーヒートする

原因として一番多いのは、冷却ファンベルトのゆるみです。

冷却水が少なくても、オーバーヒートの原因になりますが、この場合は冷却水を補充すれば解決します。冷却水ファンベルトは、エンジンの動力を冷却水ポンプに伝えて、冷却水を循環させるものです。

ファンベルトがゆるんでいると、エンジンの回転がうまくポンプに伝わらず、冷却水が正常に循環しなくなるので、エンジンがオーバーヒートします。ファンベルトの張りが弱かったり、ベルトが摩耗したりひび割れたりしているのが原因なので、ベルトに摩耗やひび割れがあれば交換しましょう。

ファンベルトの張りが弱い場合は、ジェネレータ締め付けボルトをゆるめて、ベルトの張りを調節します。ファンベルトも、50時間を目安に点検しましょう。

エンジンの出力が弱い

エアクリーナエレメントが汚れていたり、詰まっていると出力が弱くなります。

前兆として、マフラーから黒煙が出ることがあります。先述したようにエレメントは、稼働時間50時間を目安に掃除・交換しましょう。

掃除する場合は、エアクリーナーのフタを開けて、エレメントを取り出し汚れを取り除きましょう。エレメントの内側から圧縮空気を吹き付けたり、振動させたりすればホコリや塵を落とせます。

インナーエレメントを使っている機種の場合は、交換することしかできず、掃除はできないので注意してください。

燃料漏れ

燃料ホースが破損しているか、燃料ホースのつなぎ目がゆるんでいます。

燃料ホースは、燃料タンクからエンジンへ燃料を送るためのホースです。このホースが破損したりつなぎ目がゆるんでいたりすると、燃料漏れが発生します。燃料が漏れていると、すぐ燃料切れになったり、火災の原因になったりするおそれがあります。

ホースは使っているうちに劣化するので、2年に1回のペースで交換しましょう。2年たたなくても、ホースが破損したりひび割れがあれば、すぐ交換する必要があります。燃料ホースのつなぎ目から漏れる場合は、ホースをしっかり奥まで挿し込んでください。ホースの点検は、目視で行います。

冷却水漏れ

ラジエーターホースが破損したり、つなぎ目がゆるいと冷却水が漏れます。

ラジエーターホースは、ラジエーターとエンジンの間をつないで、冷却水を循環させるためにあります。冷却水が漏れると冷却水が足りなくなり、エンジンを十分に冷却できなくなるので、オーバーヒートの原因になります。

ラジエーターホースは2年を目安に交換し、ホースの破損やひび割れは目視で点検しましょう。つなぎ目がゆるい場合は、ホースをしっかり奥までねじ込んでください。ラジエーターホースは、ボンネットを開ければすぐ見えます。

ホースが破損して冷却水が漏れている場合は、冷却水が乾燥してできた白い粉が、ホースに付着しているのですぐわかります。

バッテリーに充電されない

バッテリーに充電されない場合は、冷却ファンベルトが、ゆるんでいるか損傷しています。

冷却ファンベルトは、冷却水を循環させるポンプを動かすベルトですが、同時に発電装置に動力を伝えて、バッテリーを充電する役目も果たしています。そのため、冷却ファンベルトが正常に回転しないと、バッテリーに充電されません。ベルトがゆるんでいる場合は、ジェネレータ締め付けボルトを移動させて、ちょうどよい張り具合に調節してください。

ファンンベルトの緩み以外で充電されない事もあります。その場合ジェネレータを交換してみてください。ベルトが摩耗したり、ひび割れなどで損傷していれば交換しましょう。また、バッテリー液が少ないと十分に充電されません。バッテリー液が足りなければ、蒸留水の補充が必要です。

また、バッテリーのターミナルが錆ていると、充電できない場合があるので、錆ていたらケーブルを外して、ワイヤーブラシなどを使って錆を落としましょう。

エンジンがかからない

エンジンがかからない原因はいくつかありますが、バッテリーに不具合があるケースが多いようです。バッテリーが十分に充電されているか確認しましょう。上記のように、冷却ファンベルトに不具合があったり、バッテリー液が少なかったりすると、エンジンをかけるだけの電気が充電できない場合があります。

電気系統が作動しない

バッテリーの充電不足で、電気系統が動かない場合がありますが、そのほかにヒューズ切れが原因で動かないケースもあります。

ヒューズは、電気系統に過電流が流れた際に切れて、回路を保護するためのものです。ヒューズが切れると、電気系統が作動しなくなるのでエンジンもかからなくなります。これも、先述したエンジンがかからない原因のひとつとして挙げられます。ヒューズが切れたら、新しいヒューズと交換してください。ヒューズを交換してもすぐ切れるようなら、回線がショートしている可能性があるので、修理工場で見てもらったほうがいいでしょう。

また、カプラに損傷があるために、電気系統が作動しない場合もあります。カプラは、バッテリーの電流をセンサーやスイッチ、コントローラー、マイコンなどに分配する配線です。

カプラがどこかに接触していたり、被膜が剥がれていたり接続部に不具合があると、正常に電流が流れないために、電気系統が作動しないことがあります。カプラは1年に1回か、稼働時間50時間を目安に定期点検が必要です。

走行できない

トラクターが走行できない場合は、クラッチペダルの遊びが少ない可能性があります。クラッチペダルは、エンジンの動力を車輪に伝えたり切ったりするものです。クラッチペダルを正しく調整しないと、動力が伝わらず走行できなくなったり、反対に動力が切れなくなります。クラッチペダルを手で押してみて、ペダルが重くなる位置を確認することで、ペダルの遊びが適当かどうか判断できます。

クラッチには機械式と油圧式がありますが、機械式はクラッチが摩耗すると遊びが少なくなります。油圧式はオイルの劣化やゴミの混入などによって、クラッチが正常に作動しなくなるので、定期的にチェックしなければなりません。なお、クラッチペダルを踏んでも動力が切れない場合は、クラッチの遊びが多いので、やはり上記のような点検をして、遊びの量を調整する必要があります。

ここまでは、トラクターでよくある故障トラブルとその点検方法をいくつかご紹介してきました。特にエンジンに関するトラブルと、エンジンの各部分の修理・点検方法をご理解いただけたかと思います。ここからは、その他のトラブルとして、ロータリーの爪の破損とオイル漏れについても詳しくみていきましょう。

ロータリーの爪の修理とメンテナンス方法

トラクターのロータリーの爪は、使っているうちに摩耗したり、折れたり刃が欠けることがあります。ロータリーの爪を点検するためには、まずエンジンを切った状態にしましょう。また、ロータリーが下がらないように、油圧バルブを閉めて固定する必要があります。ロータリーを点検するために回転させる場合は、PTOをニュートラルにして回転させます。ロータリーの爪を交換するなど、ロータリーを固定する場合は、PTOのギアを入れてから行いましょう。

爪の部品交換

点検した結果、ロータリーの爪に摩耗や欠損が見られれば、交換することになります。まず最初に、交換する爪のナットを外します。ナットが錆びついて回らなければ、浸透潤滑剤を使いましょう。爪を外したら、新しい爪を取り付けます。ロータリーの爪は、お互いの重量でバランスが取れているので、他の爪も摩耗しているのに1本だけ取り替えると、バランスが悪くなることがあります。新しい爪を取り付けると、ゆるみが発生することがあるので、最初のうちはこまめにロータリーを上げて、ナットがゆるんでないかチェックしましょう。

オイル漏れの修理とメンテナンス方法

トラクターのオイル漏れについて、いくつかのパターンを見てみましょう。

ロータリーのオイル漏れ

ロータリーのオイル漏れを修理するには、まず耕運軸を外す必要があります。ボックスレンチやモンキーレンチなどを使って外しますが、少々手間がかかる作業です。まずエンジンをかけて、ロータリーを最深位置にしてポジションレバーを上げ、ロータリーを上げてエンジンを切ります。それからロータリーの左右のカバーを外して、チェーンケース内のオイルシールを交換します。これでオイル漏れが直ります。

前輪ギヤケースのオイル漏れ

ボックスレンチや、メガネレンチなどを使って修理します。まず、ジャッキアップして、トラクターの前輪を浮かせましょう。次に、前輪を固定しているボルトとナットを外してタイヤを外します。左右の前輪車軸ケースのドレンボルトを外し、オイルを抜きます。それから、ギヤケースカバーを固定しているボルトとナットを抜いて、ギヤケースカバーを外してください。前輪ギヤケースのプラグを外すとオイルが全部抜けるので、まずオイルを抜いてからオイルシールを交換します。

前輪車軸のオイル漏れ

オイルシールを交換する際に、酸素アセチレン溶接を使うと、効率よくオイルシールを外せます。この作業には、ボックスレンチやモンキーレンチなどを使います。まずジャッキアップして、前輪を浮かせましょう。次に、前輪ギヤケースのドレンボルトを外してください。それから、前輪のギヤケースの排油ギヤケースカバーの固定ボルトを外して、ギヤケースカバーを外します。次にギヤケースカバーベアリングを外してからベベルギヤを外してオイルシールを交換します。

ノウキナビの純正パーツ取り寄せサービスの紹介

ノウキナビでは、農機メーカー純正パーツ取り寄せサービスを行っています。

このサービスは、お客様からお問い合わせのあった農機具部品を、ノウキナビがメーカーから取り寄せ、お客様に届けるサービスです。今回紹介したトラブルの中でも、トラブルが発生した際に部品の交換が必要なものがいくつかありました。例えば、エアクリーナーやエアーエレメント、オイルシールや燃料ホースなどです。これらの商品も、このサービスを使うことでメーカー純正パーツのお取り寄せが可能となっています。

大変便利なサービスですので、自分で農機具を修理する場合は、ぜひこちらのサービスをご利用ください。

まずは、お持ちのトラクターが取扱メーカーなのか、交換したい部品の取り扱いがあるのかを以下サイトからお気軽にご確認ください。

お問い合わせはこちらから↓
https://karasawa-nouki.webflyer-adsist.com/

まとめ

トラクターは、広範囲に田畑を耕せる農機具です。

トラクターがないと、その後の農作業の予定にも影響が出てしまいます。そうならないためにも、事前にトラクターのよくある故障トラブルと、点検方法を知っておくことが大切です。

マフラーから白煙や黒煙が出たら、フィルタが汚れている可能性があります。オーバーヒートする原因は冷却水不足なので、常に冷却水量のチェックが必要です。また、冷却水漏れや燃料漏れ、バッテリーの不具合などにも注意しなければなりません。

このほか、ヒューズ切れやクラッチペダルの遊びの調整も必要です。トラクターのロータリーについている爪は、使用しているうちに摩耗したり欠けることがあるので、定期的にチェックして異常があれば取り替えましょう。

また、トラクターからオイルが漏れると、重要な故障につながりやすいので常に点検が必要です。部品の部品交換が必要な場合は、さまざまなメーカーの各純正部品をお取り寄せ可能な「ノウキナビの純正パーツ取り寄せサービス」をぜひご活用ください。

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