【栽培法いろいろ Part.1】 コンパニオン・プランツ。寄り添えば幸あり💛だが!💔

公開日: : ニュース・新着情報, 農業のヒント

栽培法はいろいろあるね。

野菜など作物の育て方はさまざまです。
一般的な方法が“慣行(かんこう)栽培”。収量が増えるように化学肥料を投入して、除草や病気を防ぐために農薬を使います。農家の方々が古くからの習わしみたいに行っていたから“慣行”なんですね。“古くから”とはいっても、日本で農薬が使われだしたのが1920年代。100年ほどの歴史しかない“慣行”ですが(なぜ、“無機栽培 ” ではないのでしょうね?)。
逆に、“無機”といわれる化学的に合成された肥料や農薬を使用しないのが“有機栽培”。家畜の糞や草といった 動植物質(=有機)を微生物のチカラを借りて分解した堆肥などを使います。“オーガニック”とも呼ばれる栽培法。規模が大きくなく、効率を優先しなくていい“家庭菜園”などでよくやられていますね。

さて、世の中にはいろいろな栽培法があるワケですが、いまからこのコーナーでは、“慣行”や“有機”以外の作物の育て方をご紹介していきたいと思います。

寄り添い合うタイプだね。

第1回目は、 “コンパニオン・プランツ” 栽培法。 けっこう有名なのでご存知の方も少なくないでしょうね。“companion”とは、“行動を共にし親密な関係にある間柄”という意味。ですから “コンパニオン・プランツ”は、親密な関係のなかでお互い助け合って、 いっしょに成長していく植物たちということになります。病害虫を防いだり、生育を促したり。寄り添うことでお互いがハッピーになるのです。 効果に関しては科学的な根拠があるものもありますが、ないものは先人たちが長年培ってきた経験からきたものでしょうから信用していいでしょう。

ベストな相手を選んでね。

“コンパニオン・プランツ” の効果は、①害虫を防ぐ。②病気の防止。③生育の促進です。「なぜ?」という答えは他のサイトに任せることにして、手っ取り早く、“育てたい野菜のバストパートナーはどれ?”ということをご紹介します。

育てたい野菜のカップルは決まりましたか? 寄り添い合ってお互いが元気に成長してもらいたいものです

が、

ちょっと注意していただきたいことがあります。

メッチャ期待しないでね。

コンパニオン・プランツは、ある程度の効果はあるでしょう。だだ、天地がひっくり返るような劇的 変化があるワケではないのです。害虫にしても、農薬を撒いて駆除するほどの効果は期待できないと思います。おそらく、初めは害虫が「ここサ、ちょっと臭くねぇ~。オレ、ほかの所に行くワ」と、神経質な数匹が近寄らないぐらいのカンジです。ま、効果はジワジワと出てくるので、長い目で見て根気強く続けることが必要なのではないでしょうか。

ケンカさせないようにね。

いくら相性がいいパートナーでも、それぞれがもつカタチのバランスを考えることも大切です。たとえば、ピーマンの苗と枝豆を種から植えたとします。最初 苗のピーマンが優勢ですが、枝豆が芽を出して成長すれば、そのうち同じ背丈になり、葉っぱも茂るはずです。そうすると、「オメ~のせいでヨぉ! オレ、日陰モンになったじゃないかヨ!」と、太陽光の争奪戦が始まってしまう。最悪 共倒れです。野菜たちが最終的に成長した姿を想定して植えましょう。

年寄りはノサバるからね。

ナスなど1年以内で終わる一年生 野菜のパートナーに、多年生を選んだ時は要注意。ニラなどの多年生 野菜は、年を経るごとに増えてきてハビコります。となると、一年生が「先輩、ちょっとだけ場所を空けてもらえませんかね~」と肩身の狭い思いをしてしまいます。ですから、毎年毎年、多年生の勢いを確かめて、強勢なようでしたら、間引きをするなどの処置が必要です。本来、植物たちは弱肉強食の世界。テリトリーは人間が平等に決めてあげないとね。

場所がらにもよるからね。

コンパニオン・プランツ栽培を教科書通りにやったとしても、かならずしもウマくいくとは限りません。これは栽培 全般にいえることですが、植物の成長を大きく左右するのは環境です。気温、土質、日照率、などなど、場所場所の条件の違いで、「あのヒトはウマくいったのに、なぜ、わたしはダメだったの?」ということもありえます。たまたま、その年の状況が悪かった可能性もなきにしもあらず。1回の失敗であきらめず、チャレンジし続けましょう。

いい距離感ってあるよね。

コンパニオン・プランツの場合、野菜の種類にもよりますが、それぞれの株間は狭めがいいといわれています。ただ、あまりにも近すぎると、大きくなった時に、茎や葉っぱがギチギチ状態になってしまう。「あんたが迫ってくるから、風通しは悪いくなるわ、暗くなるわ、あっちに行ってよ!と言っても無理かぁ?動けないもんね」。病害虫が喜んで寄って来る環境になったりします。不即不離。野菜も人間と同じで、ほどよい距離を保つことが、いい関係を続ける秘訣のようです。

まとめ

“コンパニオン・プランツ ” の詳しいことは、数え切れないくらいのサイトで取り上げられているので、ちょっと端折りました。
実はこの記事を書いているわたしも、コンパニオン・プランツを実践している人間のひとりです。その経験から、今回 、“ コンパニオン・プランツ は、必ずしもバラ色だらけではない”ということを言いたかった。結果を出すためには、自分なりのアイデアを出したりして、ある程度の試行錯誤が必要です。ということで、 ちょっとネガティブなカンジにもなりましたが、 注意しなければいけないことに重きを置いて書きましたので参考にしていただければウレしく思います。
①効果に対して過度の期待をしない。
②大きくなった時の関係性を考える。
③一年生と多年生のバランスをとる。
④一回の失敗ぐらいであきらめない。
⑤付かず離れずの距離をとり育てる。
コンパニオン・プランツはとてもいいシステムだと思います。皆さまも、悩みながら、いろいろなことを試しながら、最終的にコンパニオン・プランツを楽しんでいただければ幸いです。

 
 

投稿者:naionji

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