スピードスプレーヤーのメーカー比較|特徴・使い方・中古選びまで徹底解説

スピードスプレーヤー(以下SS)は、果樹園を中心とした防除作業で使用される自走式の薬剤散布機です。
薬剤を霧状に噴霧するポンプ、強力な送風機、走行用のエンジン、人が操作する操縦席などで構成され、走行しながら薬剤を散布する仕組みになっています。
最大の特長は、送風と噴霧を同時に行うことで、樹全体に薬剤を行き渡らせやすい点です。
人力や背負い式動噴では対応が難しい中〜大規模果樹園において、防除作業の省力化と作業時間短縮に大きく貢献します。
現在、日本国内では複数のメーカーがスピードスプレーヤーを製造・販売しています。
中でも
- 昭信(ショーシン)
- 丸山製作所
- 共立
の3社は代表的な存在です。
本記事では、この主要3メーカーの特徴を比較しながら、
- メーカーごとの違い
- 使い方・管理の考え方
- 中古機選びで失敗しないポイント
を整理して解説します。
ノウキナビでは、中古のスピードスプレイヤー(SS)を販売中!メーカー整備済みの製品や地域限定でご自宅まで配送可能です。お気軽にお問い合わせください(LINE・電話)

スピードスプレーヤー主要メーカー比較
昭信(ショーシン)の特徴

昭信(通称:ショーシン)は、スピードスプレーヤー専業メーカーとして長い歴史を持つ老舗です。
1957年に日本初のスピードスプレーヤーを開発して以降、果樹園向け防除機に特化した製品づくりを続けています。
最大の特長は、果樹園での使用を前提とした足回り設計です。
棚下や傾斜地といった条件でも安定して走行できるシャーシを自社設計しており、取り回しの良さに定評があります。
性能面では、
- 低回転・大径ファンによる静音性
- エンジン出力が高めで余裕のある走行性能
- 金属製切替噴口による耐久性の高い噴霧構造
といった点が評価されています。
構造が比較的シンプルなため、中古市場でも個体数が多く、整備前提で選びやすい点も特徴のひとつです。
丸山製作所の特徴

丸山製作所は、防除機・ポンプ・消火器などを手がける総合メーカーで、スピードスプレーヤーは「ステレオスプレーヤー」の名称で展開されています。
丸山製の大きな特長は、独自開発の5連ポンプです。
脈動が少なく、吐出が安定しやすいため、噴霧ムラを抑えた散布がしやすい構造となっています。
また、
- 振動を抑えたシート構造
- 作業者の負担を考慮した操作系配置
- 比較的抑えめな価格帯
といった点から、導入コストを重視する層に選ばれやすい傾向があります。
加えて、長年の量産実績があるメーカーのため、部品供給の安定性も評価ポイントです。中古購入時でも、消耗部品の確保が比較的しやすい点は安心材料と言えるでしょう。
共立(やまびこ)の特徴

共立は、株式会社やまびこが展開する農機ブランドです。チェンソーや刈払機などでも知られ、エンジン系の信頼性に定評があります。
共立のスピードスプレーヤーは、
- HST(油圧無段変速)による操作の分かりやすさ
- コンパクトな車体設計
- スペックと価格のバランス
といった点が特徴です。
吐出量が比較的多めに設定されているモデルもあり、
性能を確保しつつ、扱いやすさを重視した構成と言えます。
一方で、年式が古い機種では部品供給が終了しているケースもあるため、中古検討時には年式確認が欠かせません。
メーカー比較から見える選び方の考え方
3メーカーを比較すると、おおまかに以下の傾向が見えてきます。
- 昭信:動力性能・足回り重視
- 丸山:価格と安定性のバランス
- 共立:操作性と扱いやすさ
重要なのは、どのメーカーが優れているかではなく、自分の圃場条件に合うかどうかです。
比較検討の際は、
- 圃場の広さ・傾斜
- 通路幅・棚下高さ
- 必要なタンク容量
- 4WD/4WSの必要性
といった条件を整理したうえで、機種を絞ることが重要です。
スピードスプレーヤーの基本的な使い方と管理の考え方
スピードスプレーヤーは構造上、使用頻度が限られる機械です。そのため、日常管理よりも「使わない期間の管理」が重要になります。
- 使用後は必ず薬剤ラインを洗浄
- 冬季は水抜き・不凍処理を徹底
- 定期的にエンジン始動を行う
これらを怠ると、ポンプや配管内部にダメージが残り、次シーズンに不具合が出やすくなります。
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中古スピードスプレーヤー選びの注意点
中古で導入する場合、以下の点は必ず確認しておきたいポイントです。
- エンジン始動状態
- 噴霧・送風の均一性
- 凍結対策の実施履歴
- 部品供給の可否
- 整備内容・交換履歴
特に寒冷地で使用されていた機体は、凍結履歴の有無が重要です。
販売店から具体的な管理状況を確認できるかどうかが判断材料になります。
まとめ|メーカー比較と中古選びは「条件整理」が鍵
スピードスプレーヤーは、防除作業の効率を大きく左右する農機です。
メーカーごとの特徴を理解し、自身の圃場条件と照らし合わせることで、無理のない選択が可能になります。
新品・中古を問わず、
- 機体状態
- サポート体制
- 使用環境との相性
を冷静に比較することが、長く使える1台を選ぶ近道です。
導入を検討している方は、実績のある農機専門店に相談しながら判断することをおすすめします。
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