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まだ使える!?農機具屋が教えるトラクターのよくある故障原因と修理方法

トラクター エンジン

 まだ使える!?農機具屋が教えるトラクターのよくある故障原因と修理方法

いまや農家にとって、トラクターはなくてはならない農機具です。トラクターがなければ、どれだけの人手がかかるかわかりません。農作業の省力化のためには、トラクターは農家の必需品と言っていいでしょう。そのため、トラクターが故障すると困ってしまうので、トラクターの故障のよくある原因についても知っておきたいものです。
この記事では、トラクター故障のよくある原因や、その修理方法、メンテナンス方法について記載します。
また、 トラクターはある程度使うと買い替えの時期になりますが、そのタイミングはどう見ればいいのでしょうか。下取りや買取のメリット、デメリットについても解説します。

目次

トラクターが故障?修理可能か

農作業中にトラクターが突然故障すると、修理可能な故障かどうか気になります。すぐに直せる故障ならいいのですが、修理に時間がかかるようだと農作業の予定が狂ってしまうからです。トラクターなどの農機具には自動車のような車検制度がないため、長く安定して使うためには、常にコンディションに注意する必要があります。そうすれば、異常があればいち早く気づくことができるでしょう。

よくある原因

トラクターの故障は、以下のような原因で起こることが多いようです。

エンジンオイルが起こすトラブル

トラクターのトラブルで多いのが、エンジンオイルの不具合によるエンジンの不調です。エンジンオイルは、エンジンの潤滑剤として大切な役割を果たしています。また、シリンダーの冷却、洗浄、衝撃吸収、防錆のためにも重要です。エンジンオイルのメンテナンスを怠ると、エンジンが焼き付いてしまうこともあるので注意が必要です。

エンジンオイルの点検は、オイルが冷えた状態でレベルゲージを抜き、一度拭いてから差し込んでオイルの量や色を確認します。新しいオイルは褐色でとろみがありますが、時間がたつと黒くなりとろみがなくなります。エンジンオイルは新車購入時は50時間で1度目の交換をして、次からは100時間を目安に交換しましょう。

エアクリーナー不調によるトラブル

エアークリーナーが汚れたまま、トラクターを運転するとエンジンに悪影響が出ます。エアクリーナーは、エンジンのシリンダ内に送り込む空気の中から、ほこりやごみを除去するために必要なものです。このため、エアクリーナーのメンテナンスができていないと、エンジンの出力が落ちたり黒い排気ガスが出るようになります。

エアクリーナーは100時間を目安にチェックが必要で、汚れていれば拭き取ったり、エアーで吹き飛ばすなどの措置が必要です。オイルバス式であれば台所用中性洗剤を薄めて拭き取りましょう。
フェパフィルター式であれば、コンプレッサーなどのエアーで誇りを除去しましょう。

油圧オイルの不具合によるトラブル

油圧オイルは、油圧装置を動かすための油です。油圧オイルが汚れると、油圧装置が正常に作動しなくなります。油圧オイルは検油窓から覗いたり、ゲージでチェックして十分な量があるか確かめてください。オイルの量が少なかったり、黒く汚れていたら補充・交換しましょう。

修理とメンテナンス方法

トラクタのエンジンの各部分について、修理とメンテナンス方法をご紹介します。

ファンベルト

エンジンの動力を伝達して発電したり、ラジエーターを動かしてエンジンを冷却するのに必要なのが、ファンベルトです。エンジンの回転とともに常に使われるので、劣化しやすい部分でもあります。ファンベルトが伸びたり切れかかっていると、エンジンの回転が正常に伝達できないために発電できなかったり、エンジンを冷却できないなどの不具合が起こります。

エンジンがオーバーヒートするとトラクターが止まってしまうので、ファンベルトのメンテナンスは非常に重要です。ファンベルトの真ん中あたりを押さえて、大きくたわんだり亀裂がある場合は、劣化している証拠ですから速やかに取り換えましょう。

ラジエーターホース

ラジエーターとエンジンの間をつないで、冷却水を循環させるのがラジエーターホースです。ラジエーターホースに不具合があると、冷却水が漏れて十分にエンジンが冷却できないので、オーバーヒートの原因になります。そのため、ラジエーターホースから水漏れしていないか、定期的に目視確認しましょう。水漏れしていなくても、表面に細かい亀裂が入っているようなら、早めに交換する必要があります。

冷却水

エンジンを冷やす冷却水も、定期的に補給や交換が必要です。冷却水が入っているリザーブタンクに、十分な量が入っているか確認しましょう。冷却水の量が規準以下の場合は補充が必要です。

冷却水を全部交換するのは、2年ごとに行うのが良いとされています。不凍液を使う場合は、有効期限が2年となっているので、有効期限を過ぎたものを使わないようにしましょう。

燃料フィルタカートリッジ

燃料の中に混じっているほこりやごみを除去するのが、燃料フィルタカートリッジです。燃料フィルタカートリッジに不具合があると、シリンダー内に不純物を含んだ燃料が噴射されるため、出力不足を招いたりエンジン内部を損傷させるおそれがあります。燃料フィルタカートリッジは定期的に点検して、汚れが溜まっていれば取り除きましょう。

燃料ホース

燃料タンクとエンジンをつなぐ燃料ホースも、使っているうちに劣化していきます。燃料ホースに亀裂などがあると燃料漏れの原因となり、引火するおそれもあるので非常に危険です。燃料ホースに亀裂がないか点検し、ホースとタンクやエンジン部分とのつなぎ目も、念のためチェックしましょう。ホース自体は問題なくても、つなぎ目から燃料が漏れることもあります。

バッテリー

バッテリーはエンジンの始動時や、照明点灯などに必要な重要なパーツです。バッテリー内の電気は自然に放電するため、定期的にチェックしないとエンジンがかからなくなります。多くの場合、バッテリーには充電状態を表示するインジケーターがついているので、十分に充電されているかどうかチェックしましょう。
インジケーターがついていないバッテリーは比重計で計測したほうが良いです

ノウキナビの「農機修理店ご紹介サービス」

ノウキナビ認定農機具販売店は全国に280店以上あり、農機整備技能士が在籍しているので、農機具に関して何でもご相談いただけます。また、ノウキナビコミュニケーションセンターでは、農機具修理販売店の紹介を無料で行っています。農機具の故障やトラブルの際は、お気軽にノウキナビコミュニケーションセンターまでお問い合わせください。

そろそろ買い替えの時期かな?買い換え方法について

トラクターが買い替えの時期にきたら、古いトラクターは下取りか買取に出すことになります。下取りと買取には、それぞれどんなメリットやデメリットがあるのか見てみましょう。

下取りのメリットデメリット

トラクターを買い替える際に、販売店で古いトラクターを引き取ってもらうのが下取りです。古いトラクターを下取りに出す場合は、下取り先が決まっているため、自動的に引き取られるので手間がかかりません。ただし、下取りは販売店が独占的に行うため、競争原理が働かないので、下取り額は安くなる傾向があります。また、トラクターを買い替えるのではなく、単に古いトラクターを処分したい場合は下取りはできません。

買取のメリットデメリット

ここで言う買取とは、農機具専門の買取業者にトラクターを買い取ってもらうケースです。同様の業者が多数あるため競争原理が働き、できるだけ高い査定額を出してくれるので、下取りに比べて買取額は高めになる傾向があります。また、下取りと違って買い替えではなく、古いトラクターを処分するだけでも買取してくれます。ただし、買取してもらう業者を自分で探さなくてはなりません。

まとめ

トラクターは、農家にとって欠かせない農機具です。そのため、トラクターが故障すると予定通りに農作業ができなくなるので、至急修理する必要があります。トラクターを正常に使うためには、日頃からメンテナンスするとともに、主な故障原因を知っておく必要があります。エンジン周辺には重要なパーツが多く、定期的なメンテナンスを怠ると、故障の原因になるので注意が必要です。ちなみに、トラクターを買い替える際に古くなったトラクターを処分するには、下取りと買取があるのでその違いも知っておきましょう。

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