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来たるべき秋冬シーズンに向けて行っておきたいこと[ハーブ収穫・前編]

果実が実り、黄金色に染まった田んぼも収穫を迎える秋。 我が家でも、ハーブの一つであるローズヒップ(薔薇の実)が色づいてきました。花の時期に薬効成分が高まるオレガノやタイムなど、タイミングが異なる種類は別として、ほとんどのハーブは秋に剪定をかねて収穫をします。今回は、摘み取ったハーブをどのように保存したら良いか、ご紹介していきます。
目次

摘み取ったハーブの保存方法

冬の間は、フレッシュなハーブを利用することが困難になるため、夏から秋にかけて摘み取り保存しておきます。また、これは冬に向けての剪定にもなりおすすめです。 ハーブの保存方法は、『干して乾燥させる』『オイルに漬ける』『冷凍する』などが主になります。 次に、それぞれの保存方法に向くハーブを説明していきます。

干して乾燥保存に向くハーブ

ハーブの中でも乾燥保存に向く種類は限られています。 私が育てたもので、実際に乾燥させて使用したことがあるのは、「タイム」「オレガノ」「セージ」「ローリエ」「レモンバーム」「カモマイル」「ミント」「バジル」「ローズマリー」「ラベンダー」「ローズヒップ」等があります。他にも、「パセリ(イタリアンパセリ)」や「フェンネル」「マジョラム」も乾燥保存に向いています。 どのハーブにも共通していることは、農薬などを散布していないものを使用すること。 そして、風通しの良い日の当たらない所に少量ずつ束ねて、逆さにつるすなどして干します。完全に乾いたら、少し細かくして乾燥剤と一緒に保存瓶などに入れておきます。 カモマイル、ローズヒップのように花や実を乾燥させるときは、ザルなどに広げて、同じように風通しの良い日陰で干します。 ローズヒップは完全に乾いてしまう前に、実を割って中の種をキレイに取り除き細かくちぎってから再度カラカラになるまで干します。 実をそのまま干して乾燥させてしまうと、後で割るのに大変苦労します。私は一度失敗して、完全に乾燥させてしまい、割るためにカナヅチを使うことにになってしまいました。 ローズヒップはお茶でいただくことが多いのですが、ジャムにしても大変美味しくいただけます。種や綿毛は、食べたり飲んだりできないのでしっかり取り除いておくと良いでしょう。

オイル漬けでの保存に向くもの

オイルで保存する場合は、何種類かを一緒にオリーブオイル等に漬けておくと料理に使いやすくなり、その際、ニンニクも一緒に入れておくことで防腐効果も期待できます。 オイルに漬ける前に軽く洗いますが、完全に乾かさずに水滴などが残った状態で使用すると、腐敗の原因になるためご注意ください。また、漬けたハーブがオイルの表面より上にはみ出してしまうようになったら、取り出して料理などに使ってしまいましょう。空気に触れた状態のままにしておくと、カビの原因となるためです。

冷凍保存に向くハーブは?

冷凍保存して失敗なく利用しやすかったのは、「バジル」「ワイルドストロベリー」でした。 バジルは、冷凍専用のジッパーパックに葉をそのまま小分けにして、空気を抜いて冷凍します。完全に凍ったものを使用する際は、袋の上から砕いて使います。また、バジルは乾燥させて手で揉み、細かくして保存することも可能です。 ワイルドストロベリーも、冷凍専用ジッパーパックにそのまま入れて凍らせます。初夏に収穫のピークを迎えますが、赤く熟したものから足すように冷凍していきます。使用するときは自然解凍や、凍ったまま牛乳と一緒にミキサーにかけると冷たいストロベリーミルクができ美味しくいただけます。

まとめ

ハーブ栽培の楽しみは、樹形を眺めたり香りに癒されたりするほか、摘み取ったものが料理に使え、美味しく食べたり飲んだりすることができる点ですよね! ポイントは、冬はフレッシュなハーブを使うことができないため、夏の終わりから秋にかけて収穫し保存しておくこと。 今回は3通りご紹介いたしましたが、ハーブを1年中利用、活用できるように保存方法もあれこれ工夫してみるのも楽しいものです。逆さにつるして乾燥させているようすも、オシャレなインテリアになりますし、お気に入りの瓶でオイル漬けを作るのも、キッチンの彩りになり料理をするのが楽しくなりますよ。ぜひお試しください。
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