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ケニアの農業事情を紹介~実は農業大国!~

ケニアと聞くとどんなイメージがあるでしょうか。アフリカにある国、サバンナの国、などでしょうか(頭にライオンやキリンが思い浮かびますかね?)筆者は「キリマンジャロ」が思い浮かびました、が、キリマンジャロはタンザニア北東部にあるみたいです。

※タンザニアはケニアの南隣の国です。キリマンジャロは山体の大部分がタンザニアにありますが、北麓から東麓にかけてタンザニアとケニアの国境線があり、ケニアからもキリマンジャロはよく見えます。

余談はさておき、先日ツチカウを運営する株式会社唐沢農機サービスは、ケニアに「田植え文化」を輸出しました。筆者は「ケニアもお米を食べるんだな~、仲間だな~」等と呑気なことを考えてばかりいましたが、せっかくなのでケニアの農業事情について調べてみました。

目次

ケニアってどんな国?~日本と比べてみよう~

ケニアの農業事情を調べる前に、まずは「ケニアってどんな国?」ということを調べてみましょう。

ケニアは、アフリカ東部にある共和国です。1963年12月12日に英国の植民地支配から独立しました。日本とケニアは、ケニア独立時より国交を結んでいます。駐日ケニア大使館は、東京都目黒区八雲3丁目24-3にあります。(東急東横線の都立大学駅と自由が丘駅から同距離くらいの位置にあります。最寄り駅は都立大学駅になっていることが多い。)

人口は約 4,760万人(東京都3つ分くらい)、面積は約586,600㎢(日本の約1.5倍)、ケニア最高峰の『ケニア山』は標高5,199mで、富士山の約1.4倍です。(でかい!)

赤道が国土を二分していて、ケニアの平原地帯、サバンナでは、たくさんの大型動物たちに出会えます。(子どものころ憧れたサバンナの風景です)

ケニアは雨季がありますが、概して温かく、乾燥しています。雨季は一年に二回。南東からのモンスーンの影響を受ける大雨季が3月~5月、小雨季が10月~12月です。

日本とは全く違う気候や環境で、なんだかワクワクしてきますね!

出典:駐日ケニア大使館HP外務省HP

ケニアと農業

実は農業は、ケニア経済の柱です。2013年におけるケニアGDPの約25%、ケニアの総輸出量の65%、正規雇用の18%を農業が占めています。

サバンナが広がり、2回の雨季があるケニアではどんな農業が行われているのでしょうか。

茶産業

ケニアでは茶産業が盛んです。ケニアで生産された茶葉は、主に紅茶になります。

ケニアには「ケニア茶業局(茶業法(ケニア法律第343章)によって設立された製茶業の最高機関)」という機関があります。ケニア茶業局が中心となり、ケニア茶のケニア国内外での販売促進とマーケティングが行われています。

切り花産業

ケニアの園芸部門は、ケニアにとって観光と紅茶に次いで3番目に大きな外貨獲得産業です。また、ケニア経済全体でも成長の速い産業の1つであると言われています。(なんと、年平均成長率は20%!)

ケニアで作られた園芸産品は、主に欧州向けに輸出されています。ケニアの園芸用品輸出が好調な理由の1つは、ケニアが1年を通じて品質の良い園芸用品を供給できるからとも言われています。

ケニアから輸出される切り花はバラが74%と最も多く、次いで混合花束が10%、アルストロメリアが5%、カーネーションが3%、アルストロが2%、スターチスが3%、ベロニカが1%、と続きます。(もしかしたら、あなたが恋人に送った100本のバラ、母の日に送った赤いカーネーションはケニア産だったかも、、?)

コーヒー産業

ケニアはコーヒー豆栽培も盛んです。コーヒー豆は大きく分けて「アラビカ種」「ロブスタ種」に分かれますが、ケニアでは標高1,400〜2,000メートルの高地にある火山性土壌で「アラビカ種」が栽培されています。

ケニアのコーヒー栽培地の平均気温は19℃くらいです。(札幌の7月の平均気温が20℃くらい、東京の5月の平均気温が18℃くらい、大阪の5月の平均気温が20℃くらい、那覇の12月の平均気温が19℃くらいです)※日本の都市の平均気温は「総務省統計局」参考。

雨は、一年を通じてほどよく降り、コーヒー栽培地の年間降雨量は1,000ミリ未満(日本で最も降水量が少ないと言われる長野県の年間降水量が950㎜くらい)です。※降水量は「気象庁」のHP参考。

そして土壌は、水はけの良い赤土のロームです。(日本の関東と同じく、水はけのいい土壌です。)

有機物が多く含まれ、水はけのいい火山性土壌は、コーヒー栽培に適していると言われており、ケニアではその土地柄を活かしてコーヒー栽培が行われています。

まとめ

ケニアはサバンナのイメージが強いかもしれませんが、実は農業はケニア経済の柱でもあります。また、今回は「茶産業」「切り花産業」「コーヒー産業」を紹介しましたが、ケニアでは「稲作」も行われています。

「唐沢農機×商船三井×KiliMOL、アフリカケニアへ「田植えの機械化」を輸出」でお伝えしたように、現在、日本からケニアに「田植えの機械化」が輸出されています。これを機に、日本とケニアの農業界が結びつけられるといいですね。

ツチカウでは、これからも定期的にケニアの農業事情を発信していきます!

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この記事を書いた人

ノウキナビ営業の若林です。
ノウキナビでは、インターネットを活用した農機具の新しい流通をつくることで、世界の農業を一歩先へ進めることを目指しています。

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