おうちでできる水耕栽培。簡単？虫が湧く？土耕栽培との違いは？

おうち時間のお供に、手軽に野菜を育てられる、水耕栽培はいかがでしょう？
水耕栽培はインテリアとしても活躍します！
今回は水耕栽培の特徴や、インテリアとしての活用についてご紹介したいと思います！

水耕栽培とは？

名前の通り、土ではなく水（と液体肥料）で育てる栽培方法です。
反対に土を使って栽培するのは土耕栽培といいます。
水耕栽培は土耕栽培に比べて簡単かつ早く育つので、園芸初心者の方にはおすすめです。

水耕栽培の特徴・メリット

よく言われるのはこんな特徴です。

• 畑を持っていなくても栽培できる
• キッチンなどの狭い場所でも栽培できる
• 土を使わないので汚れない
• 土を使わないので雑草の心配がいらない
• 農業につきものの「気候」に左右されずに栽培できる
• 虫がつきにくいので無農薬栽培を実現できる

土地・畑がいらないこと、気候に左右されずに栽培できることが「簡単」と言われている所以でしょうか。
水耕栽培の土台には、柔らかいスポンジやハイドロボール（粘度を焼いて発砲させたもの）を用います。
容器はある程度の深さがあって日の当たるものであればなんでもいいですし、日光でなくLED電球でも育ちます。
インテリアとして楽しむなら、初期費用はかなり抑えられますね。

家庭菜園をしてみたいけど汚れるのが嫌…家庭菜園をしてみたいけど虫までは愛せない…という方にもピッタリ。
水耕栽培は土を使いませんので、土から虫が湧いてしまう可能性もありません。
虫や病気から植物を守るためにも良い栽培方法なのです。

水耕栽培で栽培できるもの

• 豆苗
• ブロッコリースプラウト

これらは茎をカットして根を水に浸しておけば茎がまた伸びてくる、ということで有名ですよね。
実はこれも水耕栽培なんです。知らないうちに水耕栽培を体験していた方も多いのでは。

他にも、

• レタス（サニーレタス、リーフレタスなど）
• ルッコラ
• 小松菜
• パセリ
• バジル
• ネギ　　等

水耕栽培をインテリアで楽しむ

水耕栽培についてご紹介してきましたが、楽しみ方は家庭菜園だけではありません。
お部屋に置くグリーンとしても活用できます。
インテリアとしておすすめの植物と容器の組み合わせをご紹介しますので、よければ参考にして下さい！

バジル + 高さのある透明なビン

根が真っ直ぐ長く伸び、割と背の高めなバジルは、容器も背の高いものがピッタリです。
透明な瓶にすれば真っ直ぐ伸びる根も観察できますし、涼しげでおしゃれな印象ですよね。

バジルは日当たりの良いところで栽培すれば、早くて1週間くらいで成長し、料理に使えるくらい葉が大きくなります。
切ってもすぐに葉が出てくるので、安定して楽しめるのが魅力です。

水を好むバジルは、保水力が抜群に良いですので、水分不足には注意してください！
こまめに水を変え（できれば毎日）、水切れ（水不足）が起きないよう、注意して育てましょう。

レタス + 背が低く、陶器などの重い容器

こちらは根を隠すパターンです。
また、葉が大きく育ちますので、倒れないように安定感のある容器が必要になります。
陶器のツルツルした感じと、ずんぐりとした見た目が、特徴的なレタスの葉とマッチします。
ゴツゴツした陶器を選べば、和風のお部屋にも似合いそうですね。

レタスは15〜20度がもっとも生育に適した気温ですので、土耕栽培の場合は春・秋の種まきが良いとされています。
しかし水耕栽培の場合は温度管理も融通が効くため、15〜20度を保てればどの季節に種まきをしても問題ありません。

成長したら外側から収穫していきます。
外側から収穫することで内側の葉が成長するため、長い期間レタスを楽しむことができます。

簡単ですぐできる水耕栽培

今回は水耕栽培についてご紹介しました。
家庭菜園を始めるには色々と準備が必要なのではと不安になったり、時間がなくて準備ができなかったり、様々な障害があったのではないでしょうか。
水耕栽培なら、畑を作る必要も、天気を心配する必要もありません。

家庭菜園に興味のある方、まずは水耕栽培から始めてみてはいかがでしょうか。