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クボタ TR7000 エンジン不調修理

こんにちは、サービス担当の掛川です。
今回は、クボタの管理機[RT7000]のエンジン不調の修理について書いていきたいと思います。

それでは、エンジン不調の原因から見ていきます

エンジンは一発でかかりましたが、回転が不安定でマフラーから白煙が結構な量で出てきます。

おそらく燃料のオーバーフローが原因だと思われます。

エンジンオイルのレベルゲージを外してみるとシャバシャバのエンジンオイルがあふれてきました。

まずは、エンジンオイルを抜きましょう。

抜いている間にキャブレータをオーバーホールします。

まず、エアクリーナーを外します。

次に、燃料コックを閉めて燃料ホースを外します。

次に、スロットルロッドとスプリングを外します。ロッドとスプリングは同じ穴にはまっています。(エンジンによっては違う穴にはまっているものもあります)

スプリングは、細いので無理に外そうとすると、すぐに曲がってしまうので注意しながら外します。

キャブレータ本体が外れました。

中のポートが汚れていますね。

それでは、バラしてキレイにしていきます。

チャンバーを外します。

ピンを外してフロートを外します。

フロートにはニードルバルブが付いています。

燃料のオーバーフローの原因は大体このニードルバルブです。

先端がゴムになっていて筋が付いてしまうと隙間から燃料が少しずつ流れ続けてしまうためオーバーフローしてしまいます。

先端のゴムの隙間にゴミなどが挟まってもオーバーフローしてしまいます。

今回は、筋は付いていないのでゴミが原因だと思われます。

筋が付いてしまうと、交換が必要です。(ニードルバルブは小さいので筋は良く見ないとわからないくらいです)

続いてキャブレータの清掃をしていきます。

清掃にはキャブレータ洗浄剤を使います。(ホームセンターなどで売っています)

泡になるタイプがお勧めです。

ポートに洗浄剤を吹き付けていきます。

ネジを2本外してこちらの穴にも洗浄剤を吹き付けます。

後は組み付けていきます。

こちらのスプリング付のネジは、スロー調整用のネジなので、止まるまで締め付けたら、1回転半戻します。

後は、外した時の逆の手順で組み付けていきます。

最後に、オイルを入れて、エンジンをかけます。

アイドリングが不安定な場合は、スロー調整のネジを回して調整します。

皆様のお使いの農機具の調子はいかがでしょう?

使い終わった、またはこれから使う機械があれば点検整備をしてみては?

ノウキナビにて各種中古農機の販売をしていますので、是非ご覧ください。

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この記事を書いた人

唐沢農機サービスの掛川です。
整備を担当しています。

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