クリスマスだから見直したい「食」
今週の一大イベントといえば、やはり年に一度のクリスマスでしょうか。
クリスマスに関しては各家庭や地域、所属コミュニティなどによって、様々な考え方があると思いますが、一般的にはイルミネーションを堪能し、クリスマスツリーを飾り、プレゼントを用意し、御馳走を食べる…という慣習が日本人にはお馴染みかと思います。
クリスマスに御馳走を食べる、という慣習はどこから来たのかな?と思って調べてみると、こんな説がヒットしました。
絵本などに出てくるクリスマスの食卓には、七面鳥が必ず描かれています。クリスマに七面鳥を食べる習慣は、1620年にイギリスからアメリカへ移り住んだピューリタンが初めての収穫祭に野生の七面鳥を食べたことから始まったとされています。
その後、その習慣がヨーロッパへ伝わり、クリスマスのメニューとして定着していったそうです。
そんなクリスマスという国民的行事を前に、「食」を見直そうという動きがみられるニュースがありましたのでピックアップ。
JAまるしぇ「国産食材でクリスマスフェア」
東京・大手町JAビルの農業・農村ギャラリー“ミノーレ”で、12月24日クリスマスイブに、国産食材をテーマにしたクリスマス販売会を行うというもの。
青森県からは、旬のりんごサンふじと王林を、愛知県からはクリスマスを彩るお花シクラメンをご用意します。また、昨年好評をいただいたよつ葉乳業(株)のシュレットチーズやヨーグルトなどの乳製品、クリスマスに欠かせない国産ローストチキン・レッグ、そして国産豚を使用した明方ハムなどの加工品をお届けします。
クリスマスこそ日本の食材に焦点を当てようという試みは、食という文化継承の観点からも、とても意義のあるものなのではないでしょうか?
また、こんなニュースもありました。
クリスマスは地元産の食材で 女性農業者ら料理教室
岩手日報の記事によると、岩手県花巻市の女性農業者団体、「農花(のうか)アグリヴィリーノ」が、市内の交流会館で、地場産食材を使ったクリスマス料理教室を開いたというもの。
同会員や市民ら31人が参加。同市台の石黒農場で飼育したホロホロ鳥、会員が育てたニンジン、タマネギなどを使ったポトフやミートパイなど4品を作った。キャベツの芯や外葉も調理し、素材のうまさを余さず引き出した。楽しい色合いの一皿が並び、参加者は目を細めた。
文字面を見るだけで美味しそうなメニューが並んでいますね。
子供たちを始め、普段目を向けることの少ない地域の食材に触れる機会を提供できるというのは、意味ある試みだと思います。農花アグリヴィリーノさん、今後も頑張ってください!
クリスマスという、ちょっと非日常を味わえる機会だからこそ、日常の中にある「食」について見直し、食材の産地や地域文化に思いを馳せる…というのも、これはこれで素敵なクリスマスの過ごし方ですね。
良いクリスマスをお迎えください♪
投稿者:s.yamamoto
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