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ワインは生き物〜LES VINS VIVANTS(レヴァンヴィヴァン) インタビュー

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レヴァンヴィヴァンのコンセプト、荻野さんのワインに対する思い

ーーワイン・シードル作りやぶどう・りんご栽培においては、どんなことにこだわり、どんな思いを込めていますか?

できるだけ手を加えずに、ナチュラルに作っていくことにこだわっています。
名刺の裏にも書いてありますが、「ワインは生き物」というのを企業理念にしていて、ぶどうやりんごが持っている本来の力やポテンシャルを活かすものを作っていきたいと思っています。
なので除草剤や化学的なものは使いたくないですし、醸造にしても野生酵母という、自然にあるもので発酵させて、添加物などを加えずにできるだけピュアなものを作っていきたいと思っています。

生きているものを見守り、出来上がったものを提供していくような感じですね。

会社名のLES VINS VIVANS も、フランス語でVINSはワインですが、VIVANTSが生きている、とか元気な、活発なという意味なんです。
やはり生きたワインを作りたいんですよね。
どうしても通常のワインだと、培養酵母を入れた時点で「生きていない」と僕たちは思ってしまいます。安全なものを作るという意味で濾過して不純物を取り除いたりしますが、そうすると旨味なども失われてしまうんです。
うちは本当に生きたワインを作りたいという思いでやっています。

ーーそれは荻野さんと奥さん共通の思いなんですか?

そうですね。

ーー山梨のワイナリーで修行されたとのことですが、見て学ぶことと、ご自身で実践されるのには、どのような違いがありましたか?

そうですね、教科書的なところでは分かってはいるのですが、不測の事態などはおきましたね。そういう点に関してはまだまだ経験不足に感じます。

ーー不測の事態というと例えばどのようなことがありますか?

良くないことではあるのですか、醸造でいうとワインが少しとろ〜っととろみを、糸を引くような状態になるんです。亜硫酸入れればそんな風にはならないんですよ。話には聞いていたんですけど、本当になるんだと思いました。笑
そうなると製品としては出せませんので、なんとか軌道修正をするんです。そういうことは実際にやらないと分からないですし、僕自身ワイナリーで働いていましたが、自立して何から何まで自分でやるのは初めてで、例えば機械一つ動かすにしても、こんな感じで良かったかな?と思ったりと、苦労しましたね。

ーーお仕事をやっている上でどんなところにやりがいを感じますか?

なんだろうな、僕たちは好きなことがやれているなと、すごく幸せに思いますね。こうやって建物もできて、作りたいと思ったものを作ることができて、そしてそれをお客様に買っていただいて、美味しいと言ってもらって。それは何にも代え難いというか、すごく幸せだなと思いますね。
今本当に大変なんですよ、忙しくて。
日中畑仕事をして、夜はワイナリーで出荷準備などをやっていると、朝から日付が変わるくらいまで休みなく働いていて、それも好きだからこそできているという部分があるんです。まあ自営みたいなものですので、今日は疲れたなと思ったら朝少し遅くしたり、ということができたりするので、そういうことを考えれば本当にやりがいはありますね。

ーーお仕事で苦労されている点はありますか?

今現在ですと、人手が足りていないことでしょうか。笑 あと一人いればだいぶ違うと思います。あとは、今年ようやく商品を売り出せるようになったので、そこまですごく長かったという点ですね。資金繰りの面でも苦労しますし。

ーーちょっと先が見えないような日々が続きましたか?

そうですね。ただ、良いものを作っていれば廃れることはないと思っていますので、謙虚にずっと良いものを作り続けていこう、という思いはあります。

レヴァンヴィヴァン ワイン・シードルのオススメの飲み方

ーーこんな感じの場面で自分たちのワインやシードルを飲んでみて欲しい、とかこういった料理に合わせると良い、などがあれば教えていただきたいです。

シードルは、他社のものに比べると高いのですが、ワインはできるだけ安いものにしたいと思っています。なので、ワイングラスなどで気取って飲んでもらわなくても、家庭でコップとかで飲んでもらうことができればと思います。シードルは中華料理とかと相性が合いそうと思っていて、「みずいろ」がさっぱりしているので、そのさっぱりさが中華の脂っこさを消してくれるのではと思っています。

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