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愛用していた農機具が…農機具の故障トップ3は?!

農機具を使っていると、どうしても故障してしまうものです。
農機具屋の視点から、農機具の修理をしていて特に多い故障トップ3を紹介します。

目次

第3位 パンク

パンクの原因はいくつかありますが、
ほとんどの原因がタイヤの空気圧が低い状態で使ってしまいチューブが傷んでしまっていることが多いです。
農機を使う前にタイヤの空気圧の点検をするようにしましょう。

第2位 オイル漏れ

次に多いのがオイル漏れです。
オイルはゴムのオイルシールという部品で漏れてこないようになっていますが、
ゴムであるため劣化してしまいます。
オイルが漏れたまま使用し続けると、エンジンの場合エンジンの焼き付きなどの原因になってしまいますので、かなり高額の修理代になってしまいます。
農機を使う前にオイル漏れの点検をするようにしましょう。
定期的にオイル交換をしっかりしていれば、オイル漏れのリスクは低くなります。
もし、オイル漏れしているようであれば、すぐに修理に出すようにしてください。

第1位 エンジン不調

堂々の第1位はエンジン不調です。
エンジンの原因はいくつかあります。
エアクリーナーの詰まりや火花が飛んでいないなどありますが、
最も多いのがキャブレターの詰まりによるものです。
キャブレターが詰まってしまう原因はほとんどが、農機具を使い終わって冬場など長期保管するときにキャブレター内の燃料を抜かずに保管してしまうためです。
農機具を長期保管する場合はキャブレター内の燃料を抜くようにしてください。
燃料の抜き取り方法は取扱説明書に載っています。

キャブの修理を自分でやってみたいという方にオーバーホールのやり方をご紹介したいと思います。

まずは、燃料コックを閉じてエアクリーナーを外します。
次に燃料ホースを外します。
燃料ホースが固くなっていたりひび割れているようなら交換してください。

続いて、キャブ上部のロッドを外します。
無理に外そうとするとまがってしまうので慎重に外してください。
ロッドが外れればキャブが外れるはずです。

次に、チャンバーを外します。

チャンバーが外れたら、ピンを抜いてフロートを外します。

フロートを外すとニードルもいっしょに外れてきます。

ニードルの先端はゴムになっているので筋が入ってしまっていることがあります。ニードルは小さいので見づらいですが、筋が入ってしまうと燃料のオーバーフローの原因になってしまうので筋が入っていたら交換です。

次にキャブレター洗浄剤で各部を掃除していきます。
洗浄剤はホームセンターなどで入手可能です。
まずはメインジェットを掃除します、
メインジェットはチャンバーから燃料を吸い上げる唯一の穴ですここが詰まってしまうと燃料を吸い上げることができないのでエンジンをかけることができません。
キャブレターの穴はとても細いので荷札の針金のような細いもので掃除してください。

次に各部ポートを洗浄します。
こちらもかなり細い穴なので詰まりやすくなっています。

次にパイロットジェットの洗浄です。
パイロットジェットにも小さな穴があるので洗浄剤で洗います。

続いて、アジャストスクリューを外して洗浄します。
アジャストスクリューを付けるときは止まるところまで締め付けたら1.5回転緩めます。

後は、外した時の逆の手順で組み付けて終了です。

まとめ

エンジンがかからないから見てほしいと呼ばれることが多くありますが、そのほとんどが長期保管の時に燃料を抜いていないことが原因の場合ですので、長期保管するときは必ず燃料を抜くようにして下さい。
どうしても燃料を抜くのが面倒だという方は、燃料コックを閉じてそのままエンジンが止まるまでかけっぱなしにしてください。

農機具の故障を未然に防ぐことも大事ですが、故障してしまった農機具を適切に対処できることも同様に大切です。困ったときにはお近くの農機具販売店が親身に相談に乗ってくれることも多いので、農業のお供とぜひ末永く付き合っていってください!

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