MENU

ノウキナビ新品ショップ

剪定鋏(はさみ)取り扱い中!全338商品出品済み ▷

ワインは生き物〜LES VINS VIVANTS(レヴァンヴィヴァン) インタビュー

目次

ワイナリーの中を見学させていただきました。
ワイナリーの設計・建築は、東御市のお隣の上田市で輸入雑貨を扱っているhalutaさんにお任せしたそうです。とても開放感があり、かつ洗練されたデザインの室内で、働く環境としてはこの上ないように感じました。
室内は常に15度以下に保たれているそうです。壁一面に海外製の品質の良い断熱材を使っており、外気温の影響を受けないようになっているので冬場などはエアコンを止めているといいます。

貯蔵室には大きな銀のバスケットのようなものがあり、そこにはシードルの瓶が敷き詰められていました。

これら全ての瓶詰めを、荻野さんと奥さんのお二人でやっているとのことです。筆者は取材する前にシードルの「あお」を飲んでいましたが、お二人が丁寧にワイン・シードル作りをされているのを目の当たりにして、取材後に飲んでみるとより一層美味しさを感じることができました。
様々な機械がありましたが、それらはすべて海外製のものであるそうです。海外から仕入れることによってその分時間もコストもかかるとのことですが、ほとんどが海外製のため、仕方ないそうです。
いずれ日本でワイン作りがもっと盛んになってきたら、日本製の機械ができれば良いと思いました。

こちらはヴァット(vat)という果汁を発酵させる容器です。

本当はぶどうに使いたかったとのことですが、リンゴの仕込みがあまりにも多くて終わらなかったので、こちらを急遽シードル用に使用したそうです。
これを使うと少し木の風味が出るそうで、味わいも変わってくるそうです。
今レヴァンヴィヴァンさんでは2種類シードルを出していますが、3種類目も準備しており、それには木の風味がほのかに感じられるそうです。
味がまだまとまっていないので、リリースするのはもう少し先とのことですが、今から味がとても楽しみです!

培養酵母を使用すると1日ほどで発酵するそうですが、レヴァンヴィヴァンさんの場合は何も加えないので、実際にアルコール発酵が始まるまでに2週間ほどかかってしまうとのことです。
そうするとその間に雑菌に侵されてしまうリスクがあるので、いかに発酵まで持っていくかの技術というのをもっと磨いていかないといけない、と荻野さんはおっしゃっていました。

編集後記

インタビューをしてとても温厚な印象を受けた荻野さんですが、ワインに対しての情熱は人一倍でした。
「ワインは生き物」という企業理念のもと、とにかく人の手を加えず、リンゴやブドウそのものの力を引き出すことに重きを置いている荻野さん。
取材前、そして取材後にシードルを飲みましたが、アルコールにもかかわらずスッと体に入ってくるすごく飲みやすい、美味しいシードルでした。
ワインのリリースが今からとても楽しみです。
レヴァンヴィヴァンさんの今後の活動に乞うご期待です!

1 2 3
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次