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ペットボトルでできる!水耕栽培でトマトを育てよう

水耕栽培は土づくりの手間がかからず、ベランダなどの小さなスペースでも手軽に野菜を作ることができるので、初心者にもおすすめの栽培方法です。土の代わりに水を使うため病気になりにくく、日々成長する根っこを観察できる楽しみもあって、とても人気がありますよね。
ここでは、夏野菜の代表格、トマトの水耕栽培の方法をご紹介します。トマトの種まき時期は、中間地で3~5月上旬で、収穫は7~10月。水耕栽培では土は使いませんが、日当たりの良い屋外で育てることで、太陽のエネルギーをもらって元気に育ちます。
家にある飲み終わったペットボトルを加工して、水に肥料を溶かした養液とパームビート(やしの繊維)を用いるだけで、自宅で立派なトマトが作れますよ。

目次

準備するもの 

催芽まきの時に必要な物

密閉できるタッパー容器、キッチンペーパー、トマトの種

種まきの時に必要な物

砂(ホームセンターなどで買えます)、園芸用ポット、ポットの受け皿、キッチンペーパー、栽培養液(※)

定植の時に必要な物

1.5~2lのペットボトル、アルミホイル、パームピート(ヤシの繊維を細かくしたもの)、栽培養液(※)、油性ペン、カッター
※栽培養液は、ハイポニカ液肥500倍(ハイポニカ液肥A:ハイポニカ液肥B:水=4㏄:4㏄:2リットル)なら、種まきから収穫まで使用できます。

ペットボトルの水耕栽培容器の作り方 

  1. 1.5lか2lのペットボトルを用意します。注ぎ口から全体の3分の1くらいの所に線を引いて、カッターでカットします。注ぎ口が付いている方が、鉢になります。全体の3分の2の大きさになる方が、養液を入れる容器になります。
  2. 注ぎ口が付いている方(鉢の方)を、注ぎ口の付け根から1cmくらい下でカットして、注ぎ口を切り捨てます。
  3. 注ぎ口があった所が下に向くようにして、大きい方のペットボトル(養液を入れる容器)の上に重ねます。
  4. 油性ペンで、鉢の方の底辺と同じ高さの所に、線を引きます。この線が、養液量の目安になります。
  5. 大きい方のペットボトルに、セロハンテープなどを使いながら、遮光のためにアルミホイルを巻き付けます。ペットボトルの底でアルミホイルをたたみ、底が平らになるようにしましょう。

これで、水耕栽培の容器は完成です。ペットボトルをカットした部分は鋭くなっているので、けがをしないように十分気を付けましょう。

収穫までの手順 

催芽まきをして発根させる

タッパー容器を熱湯などで消毒した後、真水を含ませて折りたたんだキッチンペーパーをタッパーの中に敷きます。
その上にトマトの種を置きます。乾燥しないようにタッパーのふたをしめて、暖かい場所に置いておきます。
催芽まきをして発根させることで、発芽を早める効果があっておすすめですよ。

種まき

タッパーに入れた種から白い根が出てきたら、すぐにポットに種まきをしましょう。
ポットの底に、2~3重にたたんだキッチンペーパーを入れます。
その上に、ホームセンターなどで購入した乾いた砂を入れます。
砂にくぼみをつけ、その中に種をそっと置きます。
双葉に種皮がついたままの時は、やさしく取り除きましょう。
種が隠れるように上から乾いた砂をかけます。
ポットの下に受け皿を置いて、養液を受け皿にそそぎます。
砂が水分を吸い上げるので、砂に埋めた種が浮き上がることなく、種に養液を与えることができます。
土ではなく砂を培地にして育てると、定植する際に、水でかんたんに砂を洗い流せるので、根が傷みません。

育苗

発芽して双葉が出てからも、養液はポットの受け皿にそそいで、鉢の底から吸い上げさせます。
砂が乾き始めたら、受け皿にひたひたに養液を注ぎましょう。
芽が出そろったら、間引きして元気な苗を1本残します。
苗が大きくなって根がポットの底から出るくらい成長したら、定植のタイミングです。

ペットボトルで作った鉢に移植する

大きめのバケツに水を入れ、その中で株元を優しく支えながらポットを軽くもんで外します。
株元を手で支えながら、軽く苗をゆすって砂を洗います。
洗った後は、根が乾燥しないよう、すぐにパームピートを入れたペットボトルの鉢に、苗を移植します。
パームピートは水を含ませて絞り湿らせておき、ペットボトルの鉢に半分くらい入れます。
根の位置が、鉢の真ん中より少し下にくるように苗を置き、根を鉢の底穴から出します。
鉢の底穴からパームピートがこぼれないよう穴をふさぐように、指で根を挟みながら鉢を持ちます。
残り半分のパームピートを入れます。軽く押し込むように詰めて、苗がぐらつかないようにしましょう。

養液容器にセットする

ペットボトルで作った養液を入れる容器に、油性ペンで書いた線より、1~2cmほど下の高さまで養液を入れます。
鉢の底の穴から根が出ていることを確認して、苗の入った鉢を設置します。
育てる場所は、ベランダのような屋根があって雨のかからない、日当りの良い屋外が良いです。
コンクリートや地面に直接置くと、熱で根が傷むので注意しましょう。
パームピートが乾いたら、真水をスプレーして湿らせます。養液は、半月に1度、全部交換してください。
定植から初期は、白い根が長く伸びます。その頃、根が茶色の場合は、養液の濃度が不適切というサインなので、正しい濃度の養液に交換しましょう。成育後期では、正しい濃度でも鉄分の影響で根が茶色くなります。

脇芽取り

葉の付け根から出てくる脇芽は、すべて取り除きます。
一番上の部分を取らないように気を付けてください。

支柱立て

1段目に花が咲き始めた頃、洗濯物干しの竿などからひもを苗の株元まで垂らし、ひもを茎に巻き付け、吊り下げ支柱にします。
またこの頃から、養液が大きく減り始めます。養液が空にならないよう気を付けてください。
養液を切らしてしおれさせると、収穫したトマトの味が落ちてしまいます。

摘芯

がくの根元に小さな玉ができます。育ちの良い実を選び、1花房3~4果に摘果します。
ペットボトルでの栽培では、2段目まで着果させます。3段目より上は、成長点と脇芽を取り除きます。

収穫

トマトの実が大きくなり、熟したら収穫です!

トマトの水耕栽培におけるポイント

ペットボトルにまくアルミホイルはしっかり付ける

アルミホイルがはがれると養液に日差しがあたり、青藻が発生してしまいます。青藻が発生すると養分が少なくなるので、気を付けてください。またペットボトルはやわらかいため、移動などのために持ち上げるときは、握りつぶして中身がこぼれないように注意しましょう!

100円ショップのパームピートはあく抜きを

パームピートは100円ショップでも販売されていますが、ナトリウムやカリウム、塩素などが含まれている場合があり、水耕栽培として使うために、あく抜きが必要になります。あく抜きの方法は、パームピートを目の細かい洗濯ネットに入れてバケツの中で水につけ、吸水したら、軽くもんでほぐすだけ。このまま置いて1日おきに水を変えて、4日後くらいから使えます。

振動受粉で着果率を上げる

水耕栽培の場合、風や人が歩く振動などで受粉し、ほとんど着果しますが、さらに着果率を上げるためには、100円ショップなどで売られている電動歯ブラシを軽く花にふれることで、受粉ができますよ。

まとめ

ペットボトルを使ったトマトの水耕栽培の方法、いかがでしたでしょうか?
野菜作りが初めてという方も、土を使わずにベランダで手軽にできると分かれば、興味が出てきたのではないでしょうか。
ここで紹介した方法は「かんたん!水耕栽培 土を使わないはじめての野菜づくり」(中島水美著、新星出版社)に写真付きで分かりやすく解説してあります。
もっとたくさん実を付けさせたい方には、エアポンプを使った水耕栽培もあります。エアポンプを使うと、脇芽を取る必要がなく、さらに多収穫が可能なので、本格的に水耕栽培を始めたい人はぜひチャレンジしてみてくださいね。

参考文献:「かんたん!水耕栽培 土を使わないはじめての野菜づくり」(中島水美著、新星出版社)

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