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油圧作動オイルって何をするオイルなの!?

農機具や建設機械、工場の設備など、私たちの身近にある多くの機械に使われている「油圧」。

この油圧の仕組みを支えているのが、「油圧オイル」です。正しくは、「油圧作動オイル(油圧作動油)」と呼びます。

でも、「油圧作動オイルって具体的に何をしているの?」「エンジンオイルとどう違うの?」と思ったことはありませんか?

今回は、油圧作動オイルの役割や特徴、交換の必要性についてわかりやすく解説します。

目次

油圧作動オイルの基本的な役割とは?

油圧作動オイルとは、油圧機器の中で「力を伝える」役割を持った専用のオイルです。

たとえば、トラクターの油圧シリンダーで作業機を上下させたり、ショベルカーのアームを動かしたりするのは、油圧の力。その「圧力」を伝える媒体として、油圧作動オイルが欠かせない存在なのです。

水ではなくオイルを使う理由は、オイルの方が潤滑性があり、錆びにくく、圧力をかけたときに圧縮されにくいため。

つまり、安定した力を効率よく伝えられるのが油圧作動オイルの大きな特徴です。

単なる「力の伝達」だけじゃない!油圧作動オイルの4つの重要な機能

油圧作動オイルは、単に力を伝えるだけでなく、次のような多機能性を持っています。

  1. 潤滑作用
     金属同士が擦れ合う部分に油膜をつくり、摩耗や焼き付きを防ぎます。
  2. 冷却作用
     機械の動作によって発生する熱を吸収し、オイルタンクなどに戻すことで冷却効果を発揮します。
  3. 洗浄作用
     微細な汚れや金属粉を包み込み、フィルターでろ過できる状態に保ちます。
  4. 防錆・防食作用
     金属表面に油膜を形成し、水分や空気と直接触れないようにすることでサビの発生を防ぎます。

エンジンオイルと油圧作動オイルは何が違うの?

エンジンオイルと油圧作動オイルはどちらも「オイル」ですが、役割と求められる性質は大きく異なります。

特徴エンジンオイル油圧作動オイル
主な役割エンジン内部の潤滑、冷却、清浄圧力の伝達、潤滑、冷却
高温対応高温の燃焼環境に強い中低温で安定した粘度が重要
添加剤の種類洗浄剤、酸化防止剤など多め摩耗防止、泡立ち防止が中心

間違って使ってしまうと機械に不具合が生じる可能性があるので、必ず適切な種類を使うことが重要です。

油圧作動オイルの交換タイミングは?

「オイルって減ってなければそのままでいいのでは?」と思われがちですが、油圧作動オイルは時間の経過とともに劣化します。

温度変化や水分混入、金属粉によってオイルの粘度や性能が低下し、本来の力を十分に発揮できなくなるからです。

■一般的な交換の目安:

  • 農業機械:1年ごとまたは使用時間300~500時間ごと
  • 建設機械:1,000時間ごと(メーカー指定あり)

ただし、使用環境やオイルの種類によっても異なるため、取扱説明書やメーカーの推奨を確認することが大切です。

まとめ:油圧作動オイルは機械の”筋肉の血液”!

油圧作動オイルは、油圧機器にとって“血液”のような存在。

見えないところで確実に「力」を伝え、機械をスムーズに動かすために欠かせない存在です。

定期的な点検・交換を行うことで、機械の性能を長く保ち、故障のリスクも減らせます。

「最近なんだか動きが鈍いな…」「動作音が大きくなった気がする」そんなときは、油圧作動オイルの劣化や不足が原因かもしれません。

一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

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