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田植機は中古がお買い得!田植機の歴史や未来についてもお話しします。

日本の稲作における農作業を画期的に楽にしたヒーローが“田植機”ではないでしょうか。
今回は、この“田植機”の歴史を振り返りつつ、最近変わってきた栽培法などを含め、田植機の移り変わりをご説明したいと思います。

概要

日本列島に稲作が伝来した大昔は、田んぼに直接、種籾(たねもみ)を捲く直播(じかまき)栽培でしたが、苗代に種籾を蒔いて、育った苗を田んぼに移し植えるという移植栽培の田植えが昔も今でも一般的です。

昔の田植えは大変な重労働で、家族だけの労働力で足りない時は、親戚や近隣の人たちが助け合って田に苗を植えていました。

そんな田植え作業の負担を軽くするために、1970年代にこ“田植機”が普及しました。稲作の栽培工程のなかで、もっとも機械化が遅れていたのが田植え作業といわれています。

田植機には、“歩行型”と“乗用型”があり、歩行型の基本動作は、植え付け爪によって苗をつかみ、土にさし込むタイプが主流。エンジンと車輪があり、前進しながら後部の植え付けアームで苗を植えてく方式。乗用型はロータリー式で、回転運動をする複数の植え付け爪によって植え付けていきます。

目次

田植機の歴史についてお話しします!

~田植機 開発の創生期~

日本の田植機は、明治時代から研究が始まりました。ただ、研究開発が本格化したのが1950年代、60年代後半に今のようなかたちの田植機が登場し、全国に普及したのは70年代からです。

1964年、マメトラ農機は“ティーラー”という耕うん機と同じような機能をもつ機械に装着する田植機を開発。これが最初の本格的な田植機とされています。
その後、石川島芝浦機械などいくつかのメーカーが製品化しますが、苗取りに時間が費やされるので、田植え作業の効率はそれほど上がりませんでした。

そこで登場したのが、苗を育てる技術の発達と育苗箱です。
育苗箱に仕切りを入れて帯状の苗を育て、帯状苗を植える人力1条用田植機が1962年に農研工業より発売され、その後、育苗箱のすべての苗を連続したヒモ状になった苗を植え付ける田植機が登場。

1969年になると、現在のマット苗用の田植機とほぼ同じ基本構造をもつ田植機が出現し、以降は各メーカーがこぞって、苗の横送り機構と強制植え付け機構と連動したこの方式を採用することになります。

~乗用田植機の登場~

乗用田植機の製品化が始まったのは1970年代中頃から。
1980年代にかけての乗用田植機はほとんどが田植え専用機です。専用機であるため機能性を集中的に向上させることができたため、使い勝手が良くなり、作業者への負担が軽減されています。

乗用田植機の最高作業速度は、これまで歩行型とほぼ同じでしたが、その後、乗用型は歩行型の1.5倍にスピードアップしました。

高速化した乗用田植機は、主要部分の制御機能などの抜本的な改良が加えられ、植え付け精度が数段に向上。各種調整機構も充実して、完成度を高めています。

一方、歩行型は乗用型の台頭により位置づけが明確になり、「小回りが利く」「速度よりも確実性」といった歩行型ならではの特長を重視。より軽量化・簡素化を追求するとともに、植え付けの基本性能を重視する方向に進んでいます。

田植機の「いま」と「これから」

歩行型田植機は、植える土地の凹凸に対して機体を水平に自動制御するセンサーを搭載するなど、さらに植え付け精度を向上させています。また、高速技術を手にした乗用型田植機はいま、よりシンプルで軽量化された乗用型と、高性能化・高能率な大型乗用型に2極化するとともに、多様化の時代に移っています。

~田植機の多様化~

田植機は、機械化以前に人が苗を植えていた田植え方法をなぞるように作業を行う機械でした。
しかし最近では、とくにコスト面での有効性から稲作方法が変わりつつあり、それに伴って田植機の機能も変化して、多様化に向かっています。

疎植栽培とは

疎植(そしょく)とは、疎(まば)らに苗の間隔を大きくとって稲を育てる栽培方法が増えてきています。
疎植のメリットは植える苗の数が少なくなるので、田植えをする時に使用する苗が減ってコスト削減と省力が測れるなどがあります。

疎植の場合、株の間隔が大きいので日当たりがよく、風がよく通り、隣どうしの葉や茎が触れ合わないので、分蘖(ぶんけつ)が旺盛になり稲が力強く育ちます。
そのため、1株あたりの穂数が増えるので収穫量は従来の慣行栽培とほぼ同量です。

株間を単純に広く田植えするだけで、管理方法や収穫量は変えずに低コスト化と省力化が簡単にできることから疎植の需要は高まり最近の田植機では疎植の設定ができる機種が多く出ています。

苗植え・直播とは

これまでの一般的な田植えは、別の場所で育った苗を水田に植える方法。このいわゆる移植栽培に対して、水田に直接種を播く栽培方法が直播です。

稲苗を購入すると当然コストがかかります。農家自体で苗代で苗を育てるにしても、購入するよりコストは削減できても、多くの時間が必要になりますよね。

しかし直播でしたら直に種籾を捲くため、育苗も田植えも省略できるので、低コスト化・省力化が可能です。
直播は、水田の立地や気候によって向き不向きがありますが、最近、場所によってはこの栽培方法を行う稲作農家も増えています。そして、この直播もできる田植機も発売されていて、水田の条件によって、苗植えと直播を使い分けることが可能です。

このように田植機は日々進化を続けています。田植えしながら同時に肥料を撒く、直播もできるし、雑草が生えたら除草できるなどマルチな活躍をするまでになった田植機。
田植機がGPSによる自動運転で無人で動いている姿が普通に見られるのも、さほど遠い話ではないと思います。

田植機は中古がお買い得!そのワケは?

さて、田植機はいろいろありますが、購入するなら中古品がおすすめです。

なぜかというと、田植機は中古がお得だから!

というのも、「中古農機流通実態調査表」という、中古の査定額が書かれた文書を見ると、新品の時から目減りする年数が他の農機に比べるととても短いんです。
たとえば、大型トラクターだと1年落ちは新品価格の55%、10年経つと10%、13年でも5%の価値があります。

ところが、田植機となると、問題なく作業のできる田植機でも型落ちモデルは1年で50%、8年で5%、9年経ったものは0%になってしまいます。

ということで、田植機は中古がお買い得なんです。

中古田植機を購入する際の注意点

田植機を中古で購入する際にはぜひ下記のポイントを抑えてください!

  • アワメーターの確認
  • 整備・修理状況の確認
  • 修理可能な機種なのか

田植機の耐用時間数は1200時間と言われています。中古で田植機を購入する際にはこの時間を目安にアワメーターを確認しましょう!
また、その田植機の整備状況についてもしっかり確認しておく必要があります。
実際に使ってみたら思うように植え付け作業ができなかったなどの不備があり、中古で安く購入したのに修理費用が高く場合もありますので整備状況は事前にしっかり確認しておくと安心です。

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