【自然環境】電気自動車のメリットとデメリット

電気自動車(EV)の メリットとデメリットついて、実際に利用して感じた意見を交えて解説します。

画像:iStock.com/Toru Kimura
目次
メリット
- 環境への配慮
- 走行中に二酸化炭素(CO₂)や排気ガスを出さないため、大気汚染や地球温暖化の抑制に貢献。
- 燃料コストが安い
- ガソリンより電気代の方が安く、充電コストは走行距離あたりでガソリン車より低い場合が多い。ガソリン車より走行コストが低い。
- メンテナンス費用が少ない
- エンジンやオイルが不要で、可動部品が少ないため故障リスクが低い。
- 静かで快適な走行
- モーター駆動でエンジン音や振動が少なく、静粛性に優れる。
- 加速性能が高い
- モーターは低回転から高トルクを発揮できるため、発進・加速がスムーズで力強い。
- 再生可能エネルギーとの相性が良い
- 自宅の太陽光発電や風力発電などと組み合わせることで、よりクリーンな走行が可能、これが大きいメリットです。自宅の太陽光発電を利用して、コストが下がる。
- 災害時の電源として使える
- この大容量バッテリーは、非常時の電源として活用することができます。EVから電気を取り出す給電用機器があれば、家電などと直接繋ぐことが可能です。また、「V2H(Vehicle to Home)」と呼ばれる充放電機器を自宅に設置すれば、万が一停電が起きたとしても、自分が所有するEVを電源として、家庭内の電化製品が使えるようになるのです。
- 各種の補助金・減税が受けられる
- 国が用意しているのが経済産業省の「CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金)」で、EV購入時の補助金額は2022年度では最大85万円となっています(ただし、4年間保有する義務が発生)。また、自治体がEVなどの環境性能に優れた車種への補助金を用意している場合もあります。

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デメリット
- 航続距離の制限
- 一回の充電で走れる距離がガソリン車より短い(最新モデルではかなり改善傾向)。
- 充電インフラの不足
- 都市部は整備が進んでいるが、地方や高速道路などでは充電スポットが限られることも。
- 充電時間が長い
- 急速充電でも30分程度、普通充電では数時間必要。ガソリン給油に比べて不便。
- 車両価格が高い
- バッテリーが高価なため、同クラスのガソリン車より車両価格が高め。
- バッテリー劣化の問題
- 使用や経年でバッテリー容量が減り、航続距離が短くなる。交換コストも高い。

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車種別メリット・デメリット比較表
車種が増えてきたとは言え、一般的に電気自動車(EV)の車両価格はガソリン車に比べて高いのが実情です。車種別の比較表をまとめました。
項目 | ガソリン車 | ハイブリッド車(HEV) | 電気自動車(EV) |
---|---|---|---|
購入価格 | 比較的安い | 中程度 | 高め(バッテリーが高価) |
燃料コスト | 高い(ガソリン代) | 中程度(燃費が良い) | 安い(電気代) |
航続距離 | 長い(給油で数百km以上) | 長い(ガソリンとモーター併用) | 短め(最新モデルで400~600km程度) |
給油・充電時間 | 数分 | 数分 | 急速充電30分前後、普通充電は数時間 |
メンテナンス性 | 部品点数が多く維持費がかかる | 部品が複雑でやや高め | シンプルで維持費が安い |
走行性能 | エンジン音・振動あり | 静かで加速も良い | 非常に静かで加速力が強い |
環境性能 | CO₂排出多い | 排出は少ない | 走行中CO₂ゼロ |
インフラ | ガソリンスタンドが充実 | 同上 | 充電スポットはまだ発展途上 |
バッテリー問題 | なし | 補助的なので影響少ない | 劣化や交換コストが大きな課題 |
長距離ドライブ | 最適 | 最適 | 充電インフラ次第で不安あり |
短距離・街乗り | 燃費効率が悪い | バランスが良い | 特に向いている |
選び方の目安
- ガソリン車 → 初期費用を抑えたい人、長距離走行が多い人
- ハイブリッド車 → 燃費と利便性を両立したい人、都市部と郊外をバランスよく走る人
- 電気自動車 → 環境意識が高い人、街乗り中心で充電環境が整っている人
今後は「バッテリー性能の向上」「充電インフラ拡充」「車両価格低下」が進めば、より普及が加速すると考えられます。
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中古車と中古農機具の最大の魅力は、なんといっても価格の安さです。新品では数百万円かかるようなトラクターやコンバインでも、中古であれば半額以下、状態や年式によっては3分の1以下の価格で購入できることもあります。この価格差は、資材や燃料などのコストも重くのしかかる現在の農業経営にとって、非常に大きなメリットです。