初心者庭主さんのための草刈り機選び!安心・快適な庭づくりを始めるなら「手押し式」と「ビーバー」どっち?

初めての庭、草刈り機選びで「何から手をつけていいか分からない…」「騒音や体力的な負担が心配…」と悩んでいませんか?
この記事では、そんな初心者庭主さんのために、安全性・静音性・使いやすさに重点を置き、手押し式草刈り機、肩掛け式(ビーバー) の選び方を解説しました!
あなたにぴったりの一台を見つけ、快適な庭づくりをスタートさせましょう。
草刈り機選びの第一歩:まずは「手押し式」と「肩掛け式(ビーバー)」を知ろう!
草刈り機には様々な種類がありますが、初めての方に特におすすめなのが「手押し式」と「肩掛け式(ビーバー)」の2タイプです。それぞれの特徴を理解して、あなたの庭に合うのはどちらか見極めましょう。
体への負担が少ない!安心・ラクラク「手押し式草刈機」
手押し式草刈機は、芝刈り機のように本体を押して作業するタイプです。安定感があり、広範囲の草刈りに適しています。平坦な庭をお持ちの方や、体力に自信がない方にとって、最も有力な選択肢と言えるでしょう。
メリット
- 腰や腕への負担が激減!体への優しさ抜群:
車輪が付いているので、本体の重さを自分で支える必要がありません。長時間作業しても腰や腕が疲れにくく、女性や高齢の方にも安心です。
- 操作が簡単で安全、初心者でもすぐに使える
ハンドルを握って押すだけなので、機械操作が苦手な方でも直感的に使えます。刃がカバーでしっかり覆われているモデルが多く、刈った草や石が飛散しにくい構造になっているため、安全性も高く安心です。
- 庭の仕上がりが断然キレイ!
一定の高さで均一に草を刈れるため、まるでプロが手入れしたような美しい仕上がりになります。芝生のように整った庭を目指したい方には特におすすめです。
- バッテリー式なら驚くほど静か
ガソリンエンジン式に比べ、バッテリー式(充電式) の手押し式は、排気音や振動が格段に少ないのが特徴です。早朝や夕方の作業でもご近所を気にせず、快適に草刈りができます。
デメリット
- 小回りは苦手、入り組んだ場所には不向き
車輪があるので、庭木の根元や狭い通路、段差がある場所など、細かく移動する場所での作業は得意ではありません.
- 場所を取る
本体がある程度の大きさなので、収納スペースを確保する必要があります。
細かい場所もスイスイ!自由自在な「肩掛け式草刈機(ビーバー)」
「ビーバー」とも呼ばれる肩掛け式草刈機は、肩からバンドで吊り下げて使用するタイプです。本体が軽量で取り回しがしやすく、手押し式では届きにくい場所や、ちょっとした雑草を刈るのに重宝します。
メリット
- 抜群の小回り性能!狭い場所や隅々まで刈れる
車輪がないため、庭木の周り、フェンス沿い、家の基礎部分など、手押し式では入っていけないような狭い場所や、ちょっとした段差のある場所でも自在に草を刈れます。
- 雑草の種類を選ばないパワフルさ
硬い雑草や、背が高く伸びてしまった草もパワフルに刈り取ることができます。
- 収納スペースを取らない
細身でコンパクトなので、壁に掛けるなどして省スペースで保管できます。
- 比較的リーズナブルモデルも多い
手軽に購入できる価格帯のモデルも豊富にあります。
デメリット
- 体への負担は手押し式より大きい
本体を肩と腕で支えるため、長時間の作業ではどうしても腰や腕に負担がかかりやすくなります。特にエンジン式は重量があるので、ある程度の体力が必要です。
- 操作に慣れが必要、安全対策は念入りに
刃がむき出しになっているタイプが多く、安全に使うには少し練習が必要です。石や小枝が飛んだり、刃が跳ね返ったりするリスクがあるため、保護具の着用は必須です。
初心者庭主さんが草刈り機を選ぶ際の「最重要ポイント」
どちらのタイプを選ぶにしても、以下のポイントを考慮することで、後悔のない一台を見つけられます。
1. 動力源
草刈り機の動力源は大きく分けて「電気式」と「エンジン式」の2種類です。それぞれの特徴を簡潔に見ていきましょう。
- 電気式
コード式
最も静かで軽量ですが、コードの届く範囲でしか使えません。電源が近い小規模な庭向けです。
バッテリー式
コードの制約がなく、取り回しが自由です。静かで排ガスも出ず、メンテナンスも楽なので、初心者の方には特におすすめです。ただし、バッテリーの充電時間と稼働時間を考慮しましょう。
- ガソリンエンジン式
パワフルで広範囲の作業に向いていますが、騒音が大きく、メンテナンスの手間がかかります。燃料の準備も必要です。
2. 安全性:刃のタイプとカバーの有無
草刈り機の刃の種類やカバーの有無は、作業の安全性に直結します。
- 刃のタイプ
ナイロンコード
柔らかい草向きで、障害物に当たっても跳ね返りが少なく比較的安全です。初心者におすすめです。
金属刃(チップソーなど)
硬い草や太い茎も刈れますが、石などに当たると跳ね返り(キックバック)が大きく、危険を伴います。取り扱いには十分な注意が必要です。
- 飛散防止カバー:
刈った草や石が飛んでくるのを防ぐカバーが付いているか、必ず確認しましょう。
3. 使いやすさ:重量とハンドルの形状
快適に作業を続けるためには、本体の重さやハンドルの形状も重要です。
- 重量
長時間作業することを考えると、できるだけ軽いモデルを選ぶのがおすすめです。特に肩掛け式は、重さが直接負担になります。 - ハンドルの形状
手押し式はループハンドルや自転車のハンドル型、肩掛け式は両手ハンドルやループハンドルなどがあります。実際に握ってみて、作業しやすい形状を選びましょう。
4. メンテナンスのしやすさ
長く使うためにも、手入れのしやすさは確認しておきたいポイントです。
- エンジン式は定期的な燃料交換やプラグの清掃などメンテナンスが必要です。
- バッテリー式は充電するだけなので、手間がかかりません。
【Q&A】初心者さんが抱える草刈り機のよくある疑問
草刈り機に関する疑問や不安を解消しましょう。
Q. 草刈り作業で特に注意すべき安全対策はありますか?
A. はい、安全対策は非常に重要です。以下の点を必ず守りましょう。
・保護具の着用
作業時は、必ず保護メガネ(ゴーグル)、耳栓、長袖、長ズボン、滑りにくい靴、手袋を着用してください。
・周囲の確認
作業前に、周囲に人や動物がいないか、石や枝などの障害物がないかを確認しましょう。
・正しい姿勢
肩掛け式の場合は、無理な姿勢で作業せず、重心を安定させて使用しましょう。
・給油・充電時の注意
ガソリン給油時はエンジンを停止し、火気厳禁です。
バッテリー充電時は、指定の充電器を使用、過充電に注意しましょう。
Q. 草刈り機の音は、ご近所迷惑にならないか心配です。
A. 草刈り機の騒音は、動力源によって大きく異なります。
- バッテリー式(充電式) は静かで、排ガスも出ないため、住宅街での使用に適しています。
- エンジン式 は音が大きいため、早朝や夜間の使用は避けるましょう。作業する時間帯や、近隣の状況を考慮しましょう。
Q. 草刈り作業って、どれくらいの頻度でやればいいですか?
A. 草の生長速度や庭の状況によりますが、一般的には月に1~2回程度が目安です
草が伸びすぎると作業が大変になり、草刈り機の負担も大きくなります。こまめに手入れすることで、効率よく、きれいに保つことができます。
Q. 買った草刈り機はどこに保管すればいいですか?
A. 湿気や直射日光を避けて保管しましょう。
・ガレージや物置: 直射日光が当たらない、風通しの良いスペースを選びましょう。
・屋外に保管する場合: 専用のカバーをかけ、雨風から保護できる場所に置きましょう。
まとめ:あなたの庭に最適な一台を選んで、快適な庭ライフを!
手押し式草刈機と肩掛け式(ビーバー)には、それぞれ異なるメリットとデメリットがあります。
- 平坦で広めの庭、あるいは体力に不安があるなら「手押し式」 が、体への負担も少なく、安全で美しい仕上がりが期待できます。特にバッテリー式を選べば、静かで快適に作業できます。
- 手押し式では届かない庭の隅々や、ちょっとした茂みを刈りたいなら「肩掛け式(ビーバー)」 が、その小回り性能を発揮します。
初めての草刈り機選びは、つい高機能なものを選びがちですが、大切なのは「使用する庭の広さや形状」そして「使用者の体力や使いやすさへの優先順位」です。
ご自身の庭には、どちらのタイプの草刈り機がより合っていると感じましたでしょうか?この記事を参考に、あなたの庭にぴったりの一台を見つけて、これからの庭づくりを安心・快適にスタートさせてください!

